カレーと音楽が好きなイラストレーターかざまりささんが、美味しいカレーやスパイスにまつわる情報をお届け。今回は、老舗のカレー店が集う街・銀座のカレー店をご紹介します!
スパイスカリー 銀座半月
数々の老舗カレー店や有名店が立ち並ぶ街、銀座のビル街の一角にお店を構えるスパイシーカリーハウス 銀座半月。銀座という好立地ながらリーズナブルな価格で絶品創作スパイスカレーが味わえる人気店。通りの中でもひときわ目を引く、爽やかなミントグリーンの外壁と赤い軒先テントが目印です。
半月の1号店(旧店名:桔梗 はなれ)は西武新宿にあり、こちらの銀座半月は昨年オープンした2号店。1号店に次ぎ、オフィス街も近い銀座での2号店出店は嬉しいファンの方も多かったのではないでしょうか。
スパイスカリー 銀座半月 のカレーメニューは日替わりメニュー1種と月替わりのチキンカレー1種の全2種。あいがけでも¥980というリーズナブルさには頭が上がりません。日替わりカレーで頻繁に訪れる人も飽きさせないサービス精神が素晴らしいです。
インドカレーを基に和洋中を縦横無尽に掛け合わせ、さらに旬の野菜やスパイスを組み合わせた、新たな創作カレーに出合えます。公式インスタグラムで月替わりや日替わりのメニューが見られるので、チェックしてから訪れるのも良いですね。
そして今回私が注文したのがこちら!(提供がとっても早くてびっくりしました! お腹が空いていたので助かりました・・・)
2種がけ ¥980
月替わりチキンカレーは「若鶏の柚子おろしカレー」、日替わりカレーは「アップルポーク」。
ごはんは小(200g)にしてもらいました。
どちらも聞いたことのない個性的な名前のカレーですが、これがとっても美味しいんです…!
2種のカレーを左右に分割するのは、きれいに整えられたご飯。麦入りのターメリックライスです。上には3種の色とりどりのアチャールが。見た目にも華やかで食欲をそそります。
若鶏の柚子おろしカレーは、ベースはさらさらとしたスープ状で、旨味とスパイスの風味で奥行きのある味です。そこにトッピングされた柚子おろしの爽やかな風味が鼻を抜けます。鶏肉は柔らかく煮込まれほろほろと口の中で解けます。もちろんご飯との相性は抜群。玉ねぎのアチャールでより酸味を足して食べるのも美味しいです。
そしてアップルポーク。一般的に日本の家庭で食べられるいわゆるルーのカレーの隠し味として使われることのあるりんごですが、創作スパイスカレーで食材として使われているのは初めて見ました。
どんな味かなと想像しながら一口、りんごの爽やかな酸味と甘味がフワーっと広がります。りんごを隠し味としてではなく、主役・準主役としてカレーに昇華してしまうスパイス技、素晴らしいです…! ポークもとろとろと柔らかく、豚の脂分にりんごの酸味が合わさってさっぱりといただけます。
ときおり中央のアチャールと一緒に食べると、クミンなどの風味が加わってまた新鮮に味わえます。カウンター席の目の前の壁にはスパイスの効能表が貼ってあり、見ながら食べるとなんだか健康になったような気がして嬉しくなります。
ご飯は小サイズで私はちょうどよく満腹になりました。食券購入後、店員さんに伝えればご飯の量を調整してもらえます。
ふらっと立ち寄ったのですが、かなりの満足感でお店を後にしました。次は別のカレーをぜひ食べてみたいと思います。
銀座のビル街の一角に佇む個性的な創作スパイスカレー店、スパイスカリー 銀座半月。みなさんも絶品カレーをぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
スパイスカリー 銀座半月
東京都中央区銀座6-4-15 銀座JCビル1F
Instagram @ginza_hangetu
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