劇作家・演出家 岸本鮎佳さんがサウナへの愛を語り尽くす連載「サウナヴィッチ」。あなたもサウナの魅力を知って、ぜひ愛好者の仲間入りを!
vol.16 今、アツい!街銭湯サウナ!
「街銭湯」と聞くとやはり、まだハードルが高いと思う方もいらっしゃることでしょう。
街銭湯にあるサウナは古いし、地元の常連のおばさま方が、マナーにうるさくて、面倒臭そう…
もし、そんな理由で街銭湯を避けているとしたら、勿体ない!! ということで、今日は街銭湯サウナの魅力をお伝えします。
魅力その1 家から近くて、すぐ行ける
まず、何より家の近くに必ずある!! 調べてみると、街銭湯は自転車圏内にあることが多いようです。そのなかで、サウナ完備している銭湯もあるはず。それか、仕事先から家に帰るまでの道のりの間にある街銭湯も是非チェックを。
私は仕事先からの帰り道と、家の近所のサウナを合わせると5軒くらいあるので、その日によって使い分けています。
ちょっと今日は頭を使いすぎたので、夜はリラックスしたいというときは、自転車でふらっと、行けちゃうのが街銭湯のいいところ。
何より、近所だしすっぴんでも、帽子をかぶっていれば全然大丈夫なので、それがいいです。
魅力その2 安い!!!
ほとんどの街銭湯は、住んでいる都道府県によって料金が決められています。
東京浴場組合によって、都内の銭湯は大人一律¥480(令和3年8月1日より)と定められています。
それにプラスして、サウナ料金が別途かかるところが多いです。
私が行ってるところはサウナ代¥300なので、合わせても¥780!
安い!!!
スーパー銭湯に行ったら安いところでも¥1,200くらいはかかりますよね。
¥780だったら、毎日入っても週に¥5,000ちょっと。街銭湯サウナはお財布にも優しいのです。
魅力その3 サウナの個性は多種多様
安いからと言って、街銭湯のサウナのクオリティが低いわけではありません。
いやいや! 街銭湯のサウナ、舐めてはいけません。
私が通っているサウナクオリティは、ぶっちゃけスーパー銭湯のサウナよりも高いです。スーパー銭湯に比べて、広さはこじんまりとしているけれど、そのほうが収容人数も少ない分、落ち着いたりするのです。
その銭湯によって、サウナもそれぞれです。
なので、あぁ、ここのサウナはぬるいな、水風呂冷えてないな、など当たり外れはもちろんあります。
ただ、ありがたいことに最近の街銭湯は、昨今の「サウナブーム」に合わせて、サウナに力を入れている施設が本当に多い。
サウナを改装したり、銭湯自体を若者にも来てもらえるように、おしゃれな外観に改装したり、スタッフさんも若い方が増えた印象です。
最新!街銭湯サウナ
以前にもご紹介した、錦糸町の黄金湯のように生のクラフトビールが飲める施設もあれば、三ノ輪にある改栄湯は、最近改装し、高濃度浸透炭酸泉、シルキーバスなどサウナ以外にも女性にうれしいお風呂を楽しめるようになりました。
西小山にある東京浴場では、完全予約制の「おこもりサウナ」という1人用サウナが堪能できます。
このように街銭湯サウナも、どんどん進化している。
でも料金はほとんど¥1,000以下だし、すっぴんでそのまま帰れる。あなたもお気に入りを見つけて、サウナヴィッチに!
次回は、街銭湯サウナでのマナーのお話をしたいと思います。遠出が難しい今こそ、街銭湯サウナでサウナライフを充実させていきましょう!
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