NY在住のエディターライター山田ヒロミさんが、気になるトピックスをレポート。今回は、ポジティブライフを送るために必要な“自己肯定感”を高めるヒントをご紹介。
意識的に、自分自身を大切にする
今、ファッションのトレンドとしても注目されている90年代。その当時、某大手化粧品会社が「Because You're Worth It(あなたにはそれだけの価値があるから)」というスローガンを掲げていたことが思い起こされますが、30年経った今、よく耳にする言葉「自己肯定」というのもまさにそれに通じる感覚だなと思います。
普段からいろんなことに頑張っているのだから、自分にちゃんとご褒美をあげましょうよ!(Yes、あなたにはその価値があるのです)そして心とカラダの健康を自分できちんと管理することで、自己肯定感を高めていく。今の自分のレベルをキープもしくはそれ以上にアップさせることも、自己肯定につながります。そのための第一歩は、自身のお手入れを怠らないこと。そして、心にも栄養を与えること。
そこで、自分へのご褒美&セルフケアアイテムをピックアップしてみました。気になるヒントをぜひピックアップしてください。
1. 自分を癒す
ブルックリン発Shaun Leonで見つけた、天然ハーブの手作りバスソルト
Shaun Leonは、世界中から調達した材料とNYのブルックリンで調合された美容オイルを使って手作りされている、職人気質のバス&ボディのプロダクトブランド。ここのシグネチャーでもある、Herbal Bathing Tea($15)は、デトックス効果のある塩、肌を落ち着かせるオートミール、アロマセラピーでもお馴染みのジュニパー、ローズ、カモミール、キンセンカなどを配合。ストレスを解消し、筋肉を落ち着かせる効果をもたらします。盛りだくさんの内容で、丁寧に作られた贅沢品なのに、リーズナブルなのもうれしい。
女性二人で始めたこのブランドは、常にカスタマーのフィードバックに耳を傾け、改善すべきは素早く取り入れて商品に反映しています。
やはり、バスタイムを贅沢に過ごすことが一番の身近なご褒美であり、心の解放だと考える視点にも共感。クリームや水ベースの製品よりもオイルをベースにした方が潤いが続くということもこだわりポイントなのだとか。さらに、商品はすべての肌の色・タイプに合わせたスキンケア効果も計算されていて、細やかな配慮も素敵なブランドなのです。
Shaun Leon
https://shaunleon.com/
2. 自分を愛でる
NY発アーティストDeanna Firstによるセルフポートレート
携帯カメラとアプリの普及で、進化し続けている“セルフィー(自撮り)”。でも、誰もが加工をしすぎてむしろ仕上がりが似てしまい、個性を失ってしまっている写真も多いような...。 何かもっと違う形で“自分らしさ”を残せたらいいのに、と思いませんか?
そう、たとえば、おしゃれな肖像画なんて素敵! 自分にアートの才能がなくても、大丈夫! NYを拠点に活躍しているファツションイラストレーターのDeanna First に自分の肖像画(似顔絵)を依頼することができるのです。
これまでも、多くのイベントやパーティーで活躍してきたディナ。エルメスやシャネル、アリス&オリビア、トミー ヒルフィガーのパーティーなどともコラボしていました。
鉛筆、マーカー、水彩、パステルを使った優しくて、フェミニンなタッチから、デジタルをミックスした都会的でクールな雰囲気も併せ持つ作品まで、とにかくどれもおしゃれでカッコいい。彼女のイラストには、ファッション業界人やセレブのファンは多く、デザイナーのダイアン フォン ファステンバーグや、女優のブルック・シールズとも親交があるようです。
人と絶対かぶらないセルフィー(自画像)を飾って毎日眺め、自身の個性を確認することも、究極の自己肯定といえるかもしれません。お値段など詳しくは、WEBサイトからお問合せを!
Deanna First Portraits
https://www.deannafirst.com/
3. 自分の"好き"を盛り上げる
PARK Accessoriesの万能ジムバッグ
緊急事態宣言も解除され、人々が少しずつアクティブになってきている春。おうちでのワークアウトから、そろそろジム通いの再開を考えている人もいるのでは? まだまだ屋内のアクティビティには制限のあるNYでも、体を動かしたい人が外に繰り出して公園でのワークアウトにシフトしています。
そんなニュースタートに向けて、新しいアイテムを揃えて気分一新、テンションを上げていくことも大事。自分の趣味、好きなことに対して、もっと夢中になれるお膳立てをすることも、自己肯定につながるアクションです。
上の写真は、イタリアンコーティングされたキャンバスがバケッタレザーでトリムされたおしゃれボストンバッグ。耐久性のある裏地を使用していて、ヨガマット用の調節可能なレザーストラップをつければ、たちまちスポーティ仕様になるのです。
内側の取り外し可能なナイロンポーチや、マルチポケット、外側にスラッシュポケット。取り外しできるショルダー用のストラップやレザーのハンドルグリップが付いていて、まさに機能性は大充実。ジム用としてだけで使うのはもったいない、デイリーに、旅行、スポーツなど、あらゆるライフスタイルにフィットする万能バッグといえます。
デザイナー兼オーナーの、アン・マリー・オルソンさんは、カナダのオタワ生まれで、とにかくスポーツ好き。テニス、ゴルフ、カヤック、セーリングからクレー射撃まで、とにかくアクティブ。スポーツラバーである一方、本格的にデザインを学び、ニューヨークに移り住んでからは、ラルフ ローレンやケネスコールなどのアクセサリーデザイナーとしてキャリアを積んだのだそう。
そんな、彼女のスポーツライフへの情熱とデザイナー経験がミックスされたバッグ。持ってるだけで、みんなの視線を集めてしまいそう! 道具やウエアなど、自分の好きなモノゴトに投資することは、自己肯定感のアップにもプラス効果。こんなバッグでジムに通えば、ワークアウトでも良い成果が得られそう。まさに一石二鳥、ダブルで楽しくなりますね!
PARK Accessories
https://parkaccessories.com/
4. 自分をいたわる
Remo Tullianiのハイパフォーマンスソックス
自分のカラダの声を聞き、疲れを放置せずに細やかにケア=いたわること、大切に扱うことも、すなわち自己肯定。一つしかないカラダを、丁寧に整えていきましょう。
これから少しずつ外出が増えるに従って、念入りにケアしたいパーツが脚と足。「久しぶりにたくさんたくさん歩くぞ~」なんてときの強い見方がこちら、ありそうでなかったソックス。ブーツに対応したレングスですが、ローカットスニーカーに合わせたりして、見せても可愛いルックスです。
一見、普通のおしゃれソックスなのですが、実はリアルな快適さとサポート力を発揮する新名品。クッション性のあるフットベッドに、アーチサポート。気温が上昇する季節、気になる蒸れにも対応した通気性を考えたサイドとつま先。足入れの部分は、フィットしながら締め付けがなく快適な作りになっています。肌あたりも心地よく、防臭性と耐摩耗性にも優れた素材を選び抜いているというこだわりぶりにも注目。
そして、すべてイタリア製のリサイクル糸を使用したメイドインUSA。化学薬品などを使わずに仕上げられているので、肌にも環境にも優しいというエシカルアイテムでもあるのです。
Remo Tulliani
https://tulliani.com/collections/
5. 自分を鼓舞する
ライフコーチGary Quinnの本を読んでみる
今の自分を認めつつ、さらに高みを目指すためには、ときには人のアドバイスやアイデアを取り入れることも必要かもしれません。いわゆる自己啓発本は、自分を鼓舞する際に有効なアイテム。気になるテーマを見つけたら、ページをめくってみましょう。
ビバリーヒルズ在住のモチベーショナルスピーカーにしてライフコーチのゲーリー・クイン氏。ベストセラー作家の顔も持つ彼は、新しい著書『The YES Frequency』($8.45)のなかで、ポジティブシンキングの力と健康的な習慣の重要性を提唱しています。
この本では、日常に浸透している否定的な考えの悪影響について解説、悪習慣や悪癖の取り除き方もアドバイスしてくれています。日常生活に組み込やすいようにクイックガイドの役目をしてくれているというもの。
上の写真がゲイリー氏。彼の目標は、人々が自分たちの生活を自分でコントロールできるように支援し、自分たちの生活体験をより良くより充実させることだそう。ハリウッドセレブやスポーツ選手なども顧客に多く、自己啓発とライフスタイル、健康、ウェルネスを探求するポッドキャスト「READY、SET、LIVE」も人気です。数多くの世界的な講演活動やポッドキャストを通じて、貴重な洞察と知識を世界中の視聴者や読者と共有しています。
彼の著書は日本のアマゾンでも購入可能。コロナ禍の昨今は、オンラインでの講演もされているようなので、気になる人はWEBサイトをチェックしてみて!
Gary Quinn
https://garyquinn.tv
今の自分を受け入れて、楽しむ。それはポジティブに人生を送るための大切なテクニック。今の自分に必要なご褒美を自分に与えて、自分をハッピーに導いていきましょう。あなたには、“それだけの価値がある”のだから!
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