ものごとの本質を知り、人生をより自由かつセンスよく歩んでいくための連載「オンナの生き方・磨き方」vol.08。今回は、好きな人から大切にされるオンナが絶対にやっているアレについてです。
あなたが今すぐするべきことは
恋人から大切にされない、仲間内での優先順位がいつも低い、会社で頑張ってもなんとなく見下げられてしまう・・・そんな経験、ありませんか? 実は彼や友達、つまりあなたが好きな人たちから大切に扱われるには、絶対にすべきことがあるのです。
大切にされるのに容姿や性格は関係ない!
恋人や友人から大切にされる女性とそうでない女性。その差はどこにあると思いますか?
容姿? 性格? それとも気遣い? 大切に扱われそうな条件は挙げればキリがありませんが・・・ちょっと待って。私たちはすでに知っているはずです。
他人から大事にされる条件が、必ずしも見た目とは関係ないことを。性格がいい順番ではないことを。ましてやなんの気遣いもしないのに、どこに行ってもチヤホヤされている人だっているから不思議です。
一方で、自分がだれかから粗末に扱われてしまったとき。たとえば大好きな彼がデートより仕事を優先したとき。あるいは友達にドタキャンされたとき。私たちはある「勘違い」によって、自分を追いつめ、知らず知らずのうちにこじらせてしまうことがあります。
その勘違いとは「自分がほかの人より劣っているから大切にされないんだ」というものです。
優れている人は大切にされて、そうでない人は粗末に扱われる。まずはその間違った分析をあらためないことには、あなたは彼から大事にされることは一生ないでしょう。
なぜなら、好きな人から大切に扱われる人というのは、容姿よりも性格よりもまずは「自分自身を大切にしている人」だからです。
あなたはピカピカの靴?汚れた靴?
「自分を大切にすると人から大切にされる」。
似たような話、どこかで聞いたことはありませんか? これは迷信や自己啓発、ましてや道徳や精神論でもなくて、れっきとした事実。ひとつ分かりやすい例を挙げて説明しましょう。
たとえばあなたの友人が、いつもピッカピカに磨いた靴を履いていたとします。その靴は長く愛用していながら、いつもメンテナンスがきちんとできていて、彼女の様子からも大切に大切に履かれているのが分かります。
その靴を、もしもあなたが間違えて踏んづけて汚してしまったら――? あなたはきっと「あっ、大変!」と、謝りながらすぐにハンカチを差し出すでしょう。
けれど、同じシチュエーションでも、彼女が履いている靴が汚れていてボロボロで、たとえ踏まれても「いいのいいの、こんな安物!」なんて言っていたら? あなたは「そう? ごめんね」と軽く謝るぐらいで、先ほどと同じ気持ちにはならなかったかもしれません。
そう、あなたは友人が大切にしているものを、同じように大切にしていることになります。
自分を大切にする=日々のトレーニング
言い換えればそれは、あなたが大切にしているものを、他人は大切にしているということ。
あなたがあなた自身を丁寧に扱っていれば、恋人や友人も同じように接してくれるのです。だから、あなたがもし自分を後回しにしていたら他人からも後回しにされてしまうし、粗末に扱っていればその分、優先順位の低い人として見られてしまう可能性があるのです。
もちろん、だれかから大切にされること自体を目的としてしまうと、そんな下ゴコロは不思議と相手に伝わってしまうもの。だれからどう見られるかよりもシンプルに、だれも見ていないところでどれだけ自分をいたわっているかが重要なのです。
それはたとえば健康な食生活で体を整える。疲れていたら大好きなお茶を入れて心を休める。ストレスがたまったら体を動かす。忙しくても趣味の時間をちゃんと確保する――。
そんなふうに心と体の声に耳を傾けた行動をするだけで、さらには自分にとって心地よい生活をするだけで。あなたはいつの間にか彼や友達から「大切にされる人」になっているはず。
周囲からどう扱われるかは、一瞬にして変わるわけではありません。日々の筋トレと同じように、毎日のちょっとした“ココロの筋トレ”がものをいう。日々積み重ねていく習慣がいちばん重要だったりするのです。他人からの態度は自身の“大切度”のバロメーターに過ぎないのですから。