あまりムダ使いもせず、それなりに気をつけて生活しているつもりなのに、結局は、毎月貯金にまわすお金が残らない。収入が増えない限り、貯蓄をするのは無理!――という声をよく聞きます。とはいえ、転職したり、副業を始めるのもなかなか難しいのが現実。
でも、2019年こそ変わらなければ! まずは、理想の収支バランスをきちんと把握して反省を。正解はこちら…。
未婚・ひとり暮らしの理想の収支バランスはコレ
チェックすべきポイントは・・・?
●貯蓄:収入に応じて目標額を設定して。1/5は貯金したい!
GINGER世代なら、頑張って1/4、難しくても1/5は貯金にまわして、ある程度の貯蓄を!
●食費・外食費:外食を習慣にしたらNG!自炊&お弁当の頻度を増やす
週5自炊、最低週2でもランチにお弁当を投入できると理想的。外食は上限額を決めて。
●住居費:家計を左右する家賃。だから、選びが肝心!
一番家計を圧迫する家賃は要注意。収入に合った住まい選びをすることが大前提に。
●ファッション・美容費:我慢しすぎはNG!目安をもとにバランスを
節約のためにおしゃれを諦めるのではさみしすぎる! ほかを抑えるなど自分で上手に調整して。
自分への投資とともに、まずはある程度の貯金を
ひとり暮らしを始めるタイミングで、家計簿をつけ始めるという人も多いようです。ぜひ今のうちから、自分の収入に合った理想的な予算を知り、そのなかでお金をやりくりする土台を作りましょう。
自分自身にお金をかけられる時期でもあるので、まずはしっかり貯金額をキープし、残りでうまくやりくりを。おしゃれや習い事など、若いうちにしかできないこともたくさんありますから。逆にお金面での失敗も、この時期ならまだリカバリーがききます。人生を豊かにするお金の使い方を心掛けて。悪い使いグセをひとつずつ改善していくことで、必ずお金は貯まります!(監修/ファイナンシャル・プランナー花輪陽子先生)
家計簿見せてください!
東京で働くOL(29才)の場合
桜井円さん(企業受付・29才)
23区在住。転職を一度経験した後、現在はメーカーの企業受付をして4年目になる。転職を機にひとり暮らしを始めた。ランチはほぼ毎日お弁当、コスメはネットで買うなど節約も試み中。アフター6はヨガや語学、料理教室など自分磨きに忙しい日々をおくる。
【自己分析コメント】
貯金が殖えないのが悩みでしたが、やはり高い家賃は板で。携帯のふたつ持ちもやめようと思います。
地方都市で働くOL(27才)の場合
荒牧真由美さん(事務・27才)
福岡県在住。転職経験はなし。社会人2年目でひとり暮らしを始めて以来、計画的にお金を使ってきた。年間約80万円ペースで貯金している。おしゃれが大好きでファッションにお金を使うべく、ほかを節約。今後は貯めたお金を殖やしたいので、投資を勉強中!
【自己分析コメント】
会社からの家賃補助2万円も大きいです。その分多い月は5万円貯金しますが…もっと貯めたい!
なかなかお金が貯まらない――その背景にありがちなのが「収支をきちんと把握していない」という実態。まずは費目ごとの理想額を認識し、自分のお金の使い方を見直すことがベストです。
みなさんも参考にしてみてくださいね。
出典/『転ばぬ先のお金ガイド』(幻冬舎)