何年も大切に使い続けている靴やバッグ。毎年のように買い足したり、着るほどに愛着の増していく服。日頃からファッションに精通している高橋愛が、心から手に入れて良かったと実感する最高の1アイテムとは…?
一点で洒落見えを叶える「Maison Margiela」のTabiブーツ
愛さんが実際に持っている白ブーツは、ペンキ加工の施されたこなれムード漂う一足。
「白いシャツワンピと合わせてワントーンにしたり、重く見えがちなデニムコーデも、白なら足元が軽く見えるのでよく合わせています」(愛さん)
プライベートも衣装にも!踊れるほどの安定感に惚れ込んで
世界中のファッショニスタを虜にしているマルジェラのタビブーツ。愛さんが最初に出合ったのは遡ること7、8年前。LAで訪れたセレクトショップだったという。
「新色としてカーキが置かれていたんですが、限られた数しか置いていないのに、ぴったりの一足があって。そのまま『これ買って帰ります!』ってなったんです。実際に履くようになったら、ヒールなのに疲れにくくて、ほかのブーツより格段に歩きやすい。そこから少しずつ買い足していって、気付いたら10足近く持っていました(笑)」
偶然の出合いをきっかけに、その履き心地にすっかり魅了されてしまった愛さんは、しだいに衣装としてもマルジェラのブーツを取り入れるように。
「ソールが柔らかくて安定感があるので、ダンスもしやすいんです。ゲストで出るライヴのときなんかにもよく履いています。これひとつでコーディネートがキマるというか、背筋を伸ばしてくれる感じもありますね」
自宅のシュークローゼットに並ぶタビブーツたちは、すべて底張りされ、大事にケアされている。その甲斐あって、初代のカーキから全足が今も現役。
「履けば履くほどなじんでいく気がしています。とはいえ消耗はするので、カーキはそろそろお直しに出したいんですけど、その間離れていっちゃうのがイヤでなかなか出せないんですよね(笑)」
細やかにメンテナンスをしながら履き続け、自身になじませ育てていく喜びもまた、名品を手にする醍醐味!