もはや美容業界では知らない人はいない美容成分のひとつ「NMN」。使用方法は、‟飲むだけ”と思っている人は多いはず。「NMN＝服用」のイメージが強いのですが、実は塗るタイプのNMNが、漢方医として始まった歴史を持つ老舗薬舗・阿部養庵堂薬品から発売されていることを皆さんご存知ですか？ 今回は2024年に処方リニューアルされた“NMN 13 Serum”を、美容マニアの河西景翔が伺ってきました。【美容深堀隊が行く！Vol.10】
エイジングケアのタブーに挑戦するために外側から塗る
この商品の開発は阿部養庵堂薬品がサプリメント開発の研究を続けていくなかで偶然発見されたという、‟NMNの経皮吸収”から始まったそう。
普段からNMNを摂取していてその効果を実感していた社員の「もしこれを肌に塗ったらどうなるのだろう？」という一言をきっかけに実験が行われ、実際に肌に塗布したところ、飲用では得られなかった肌の変化に着目し、美容液「NMN 13 Serum」と「NMN 13 Serum for PRO」の商品化が進んだのだとか。
‟NMN 13 Serum”は、その名の通りNMNをメインに、3種のヒト幹細胞培養液、7種のペプチド、2種のサポート成分といった幹細胞培養エキスといった主役級の美容成分13種類をリポソーム化して配合。リポソームというワードは、近年様々な場所で耳にすることが多いと思います。これはある意味‟ミクロの宅急便”のような超微細なカプセル。肌との親和性が高いリン脂質でできていて、何層にも重なるカプセルの中に成分を閉じ込めてリポソーム化することで、熱や水分に弱い成分も配合したてのようなフレッシュな状態のまま角質層まで成分を届けることができます。リポソーム技術によって成分の魅力をより一層体感でき、肌や身体にも安心安全に浸透*されていくのです。
一般的に「13」という数字はタブー視されることもありますが、年齢という‟タブー”に挑むコスメとして開発されたスキンケアだからこそ、あえて加えたというエピソードもあるのだとか。
成分マニアも思わず驚く、その繊密な処方
多くの美容イベントに出展して注目を浴びている「NMN 13 Serum」には、様々な美容成分が惜しみなく配合されています。
肌のうるおい環境をサポートする「ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1（EGF）」、アミノ酸を豊富に含み肌になじみやすい「合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-16（PGF）」、さらに研究分野でも注目されている「ヒト羊水細胞順化培養液」や、ハリ・弾力感のある肌を目指す「ヒト線維芽細胞順化培養液」など、主役級の美容成分が13種類もイン。
緻密に計算された処方は、美容業界の成分マニアの間でも「ここまで贅沢に配合するとは！」とうなるほど。まさに、こだわり抜いた一本に。
さらに、年齢や性別を問わず安心して使ってほしいという想いから、アルコールやパラベンをはじめとする8つの添加物を使わないフリー処方を採用。肌にやさしい使い心地で、多くのリピーターを生んでいます。
製品背景そして研究員の願いをよく知る阿部養庵堂薬品の広報・土井さんはこう語ります。「NMNは近年注目されている成分のひとつで、体内での役割について研究が進められています。食事やサプリで摂取した栄養は、生命維持に必要な血液や脳→筋肉や内臓→副腎・ホルモンへと巡り、髪や肌に届くのは時間がかかることもあります。だからこそ‟塗るNMN”によって、ダイレクトにアウターケアとしての肌印象を整えるサポートをしていきたい。それが私たちの願いです」と。
ゆらぎ肌、美容医療後の肌管理にもおすすめ！
導入美容液「NMN 13 Serum」の特徴や効果的な使い方を伺うと――
「『NMN 13 Serum』は、肌のエイジングサインが気になり始めたら、まず手に取ってほしい美容液です。伸びがよくさらっとしたテクスチャーで、顔だけでなくデコルテまでしっかりケアが可能。豊富な有効成分が洗顔後の肌を理想的な状態へと整え、次に使うスキンケア成分の浸透を高めてくれるので手応えを感じやすいはず。
さらに贅沢な配合成分の『NMN 13 Serum for PRO』は、クリニック・サロン専売のハイグレード版。NMNや有効成分をプロ仕様に増量し、さらにヒアルロン酸もプラス。とろみのあるテクスチャーで伸びがよく、これ1本で3ステップのケアが完結する設計。購入はメールまたは電話での対応です。
どちらのタイプも、リラックス効果やストレス軽減作用が期待できるベルガモット精油を配合。肌だけでなく心まで穏やかに整えたいという想いがたっぷり入った渾身のアイテムです」
おすすめの使い方は、やさしくハンドプッシュで塗布した後に蒸しタオルやスチーム、美顔器などを加えると導入効果がさらに高まり、スキンケアの満足感が一段とアップするとか。また年齢とともにターンオーバーの周期が遅れ、古い角質が溜まりやすくなると美容成分が届きにくくなる場合もあるので、ゴマージュなどで角質ケアを行ってから塗布することも効果的だとか。
また黄砂・花粉・紫外線ダメージで肌が敏感になっていても、8つのフリー処方のため安心して使用できるのがこの導入美容液の魅力。近年身近になっている美容医療後のデリケートな肌の保湿ケアにも、心強いサポートアイテムとして活躍するはず。
エイジングケアは、若いうちから意識することで未来の美しい肌を守ることができます。そのためには、効果や効能だけでなく、「どのような成分が配合されているのか」を知ることが重要。創業294年の歴史と、NMNクリニックシェアNo.1という確かな実績を持つ「NMN 13 Serum」は、まさに私たちの肌の未来を支える‟救世主”だと、今回の取材を通して実感しました。
＊ 角質層まで
阿部養庵堂薬品
www.abeyoando.co.jp
土井千夏
アパレルやオーガニックコスメなど、女性のライフスタイルに寄り添うブランドのPR・ブランディングをメインに就業。現在は阿部養庵堂薬品の広報として、リジュベネーションによる新たな健康価値の創出を通じ、すべての人が一生を通じて強く輝き続けられる社会を目指して活動中。
「本質的な美しさは、日々の小さな選択から生まれる」を信念に、心とからだの両面から美を育む発信を大切にしている。
河西景翔
中学時代から保育の現場に入り、後に保育士・幼稚園教諭として15年以上現場で働く。2010年に保育心理士を取得し、2015年より独立。保育の現場に入りながら、子どもアドバイザー兼保育環境アドバイザーとして従事。現在は、「育児も保育も、ファッションも男女の境はない。ジェンダーレスな未来を目指す」をテーマにし、セミナーやワークショップなど幅広い分野で活躍。クリーンビューティ等にも強く関心をもっており、「ナチュラルエイジスト」としても活動。
