効率的にきれいになれる美容クリニックの進化は目覚ましく、私たちの興味は高まるばかり。だからこそ正しい知識を得なければと、美容医療初心者のライターが“気になることを”取材した!
女性の悩みに寄り添うなかで“きれい”への思いに触れた
今回は東京美容クリニックを立ち上げ、表参道本院理事長を務める山村菜実先生のもとへ。東京美容クリニック表参道本院は表参道交差点に面したビルにあり、明治神宮の参道を一直線に眺めることのできる立地は運気まで上がりそうなスポット。幼少期から青山エリアで育ったという山村先生にとって思い入れのある土地だそう。
「表参道・青山といえばファッションや美容、トレンドの中心地。私自身このエリアの皮膚科や美容院に通っていたこともあり、華やかに、そしてきれいになれる場所というイメージがありました」
山村先生は産婦人科医からキャリアをスタート。「思春期に婦人科を受診した際に男性の先生には相談しにくかったり、見られたくないと思ったことがありました。もちろん素晴らしい先生もいますが、若い女性ほど抵抗があると思うんです。そんな体験があったことや、女性の健康をトータルでサポートしていきたいという思いから産婦人科の専門医になりました」と振り返る。
「産婦人科医として多くの女性のお悩みを聞くなかで、やはり“きれいになりたい”という思いを皆さんが持っているということを感じました。そんな思いにも寄り添いたくて、さらに皮膚科を学んで当院を開業しました。健康であることを基本に“トータルケア”のなかには美容も含まれると考えています」
産婦人科医の知見を活かしたきれいのサポート
山村先生が重視するのはカウンセリング。時には30分以上、じっくりとお話することも。
「お話を深く掘り下げていくと、お悩みと希望の施術が異なっていることもあります。何が一番合っているのかを探りながら提案しています。ホルモンバランスの乱れがお肌の不調に繋がっていることもあるので、産婦人科医としての知見も活かしながら、時にピルを処方することも。ピル=避妊薬という社会的なマイナスイメージがありますが、正しく服用すればメリットばかりなんですよ」
同院では昨年11月から国内で初めて最新の腟HIFU「ゴールド ウルトラ ヴェラ」を導入し、デリケートゾーンへの医療的なアプローチの幅を広げているところ。腟HIFUは1回の施術はやや高額ながら、施術後の満足度が高く、徐々に予約が増えているそう。山村先生の産婦人科医としてのバックグラウンドを活かした、「体の内側からきれいになれる、新しい女性医療」の実現に期待大!
東京美容クリニック 表参道本院
https://tbc.clinic/
山村菜実(やまむらなみ)
産婦人科医、美容婦人科医、美容皮膚科医。東京女子医科大学医学部医学科卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院勤務。2019年に東京美容クリニックを開業し、青山本院院長に就任。’23年、現職の東京美容クリニック理事長に。プライベートでは2児の母。産婦人科医としての経験を活かして、婦人科領域の美容施術も行う。