ウェルネスに関わることや、暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、講演会や取材から得た今知っておきたい情報をわかりやすくご紹介。
ストレスや夜更かし、運動不足、偏った食生活などは腸に悪影響を及ぼすといわれて久しい昨今。脳と腸は相関関係にあるともいわれていて、腸内環境が乱れると、便秘や肌荒れなどに加え、太りやすくなったり、風邪をひきやすくなったり、さらに憂鬱になるといった心理面に影響する場合も。腸には体の抵抗力をつけるための免疫細胞の多くが集まっているのはよく知られていることからも、腸活は必要です。そして、腸活に最適なのがヨーグルト。この度、ビフィズス菌と3種の乳酸菌に加え、還元型コエンザイムQ10がプラスされたヨーグルトがカネカから発売されました。1日に理想的なコエンザイムQ10が摂取できて、腸の調子も整うなら、もう食べ続けるしかありません。
ヨーグルトは腸活にとっておきの味方
おやつ代わりなど気軽に食べられるヨーグルトは、コロナ禍において免疫力アップの期待から食べているという女性も多いようです。ヨーグルトの魅力はなんといっても善玉菌であるビフィズス菌をはじめとした乳酸菌の力。乳酸菌は整腸作用や免疫力改善効果に加えて、アレルギー症状の緩和、感染予防にも有効なのだとか。
コエンザイムQ10の実力とは?
コエンザイムQ10が健康や美容にいいことは知っていても、その働きを知らない人は意外に多いのでは? 前回の記事で詳しくご紹介しましたが、ヒトの細胞内に存在して活動エネルギーを作り出し、免疫を司るミトコンドリア。そのミトコンドリアを活性酸素から守りながら、エネルギーの産生をサポートするのがコエンザイムQ10です。さらに細胞の再生を促進することから、新陳代謝を高めて体の老化を抑制することでも知られています。
コエンザイムQ10は20歳をピークに加齢とともに減少。カネカによると、1日当たり100mgの補給が理想的なのに対して、食事で摂ろうとするとイワシ16匹分に相当するといいます。コエンザイムQ10を摂取すると、エネルギーが効率よく作り出されるため、元気になって疲れや睡眠の質も改善されるのだとか。多くのコエンザイムQ10は体内で変換する必要のある酸化型なのに対して、還元型は変換する必要がなくダイレクトに働きます。疲れやだるさを感じている人ほど、その違いを実感できるかもしれません。
還元型Q10 100mg入りヨーグルトは世界初
腸活や免疫力に加えて、アンチエイジングにも大きく影響するといわれている乳酸菌とコエンザイムQ10。「カガクでネガイをカナエル会社」のフレーズでお馴染みのカネカから、ビフィズス菌+3種の乳酸菌と還元型コエンザイムQ10がダブルで配合された「わたしのチカラ。Q10ヨーグルト」が発売されました。1カップで1日に理想的な100mgのコエンザイムQ10を補給できるうえ、砂糖と脂肪ゼロもうれしい限りです。
最近は朝だけでなく、腸のゴールデンタイムとして夜に食べる人も多いようですが、還元型コエンザイムQ10は食後に食べるとより吸収されやすいようです。健康や美肌にこだわる女性こそ、食べ続けてみる価値大です。
参考資料
こころとからだの免疫学