アーティストそして俳優として、活躍のフィールドを広げ続けている川島如恵留(Travis Japan)の連載『のえるの心にルビをふる』。今だからわかったこと、気付いたこと、そして様々な出来事についての自らの考察をつづります。【vol.24≪初めてのメンズネイルサロンはドキドキした≫】
初めてのメンズネイルサロンはドキドキした

10月がやってくると、ワクワクする。
10月は川島如恵留にとって挑戦の月だから。
8年前の10月は宅地建物取引士の試験を受けたし、4年前はメジャーデビューをし新たなスタートを切ったし、2年前は総合旅行業務取扱管理者の試験を受けたし、去年は初の単独主演舞台の本稽古月だったし、今年は大先輩とのダブル主演で現在進行形で舞台に立っている。
すごい確率だ。10月にこんなに沢山のターニングポイントがあったなんて。運命的な時期なのだろう。
いや、待てよ? どうだろうか。本当にそうなのか?
たまたまかもしれない。たまたま10月に大きな出来事が起きているという可能性も否めない。恣意的に抽出している可能性もある。10月に起きた出来事をピックアップして、それらに思いを馳せているだけかもしれない。10月にもダラダラしている日はあるだろうし、保守的な態度でいる時も間違いなくある。全ての出来事を通して挑戦の月、という訳ではない可能性も捨てきれない。
懐疑的になる事は思考を発展させる。良い方法なのである。方法的懐疑、で調べると非常に面白いのでおすすめである。
10月以外にも大きな出来事はたくさん起こっているはずだ。どの月にも、過去の自分が頑張った形跡はある。31年と11ヵ月も生きてきたのだから、胸を張ってそう言っていいだろう。
まぁ、それでもいいのだ。自分が挑戦の月だと言いたいのであれば、それを信じてあげてみようではないか。
自分の強みを増やすために受けた宅建。どこまで効果があったのか正直なところは分からないが、頑張ってよかったと思う。勉強することの面白さ、世界を知ることの興味深さに若いうちに触れられたからだ。
なんとしてでもデビューしよう、というグループの決意と約束で決行した修行の為の海外留学先で掴むことが出来たメジャーデビュー。感慨も一入だ。本当にデビューできてよかった。
だからなのか、10月に入ると過去の自分を振り返って、モチベーションが高まり、新しい挑戦をしたくなるのかもしれない。
さぁ、この2026年の10月はどうだろう。
10月のど頭。新しい挑戦をした。ネイルサロンに行ってみたのだ。初回のカウンセリングも含めて45分ほどの施術を受け、つやつやピカピカになった爪と心に口角まで上げてサロンを後にした。
挑戦?なのか?という声もありそうだが、川島如恵留的には大きな挑戦だった。なぜなら身近な人間でメンズネイルサロンに通っている人をあまり知らないからだ。
通っている人がいると、大体の「感じ」が分かる。値段はいくらくらいなのか、何分かかるのか、どういったコースがいいのか、どこにあるのか、安全の基準はあるのか、などを聞き、情報収集することができる。残念ながら、その大まかな枠組みすら知らない状態の川島如恵留には、調べることは億劫だったし、爪をいじって本当に意味があるのか?と懐疑的な部分もあった。そうすると、よっぽど時間と体力と気力が無い限り、行動には移せない。
よって、ネイルサロンに通い始めた事は挑戦だった、といえる。2回目は10月20日の予定だ。今月分が公開された時には終わっているのだが、書いている今はとても楽しみである。
爪は切るよりやする方がイイらしい。爪切りがパチンという音をたてる時、爪にはものすごく大きな衝撃がかかっていて、3層構造になっている爪が剥がれたりするリスクがあるそうだ。全く気にせず32年近く生きてきた。目から鱗、爪に衝撃。
初回の施術中にネイリストさんにおすすめしてもらい即ネット注文した爪やすりと爪用美容液を用いて家で定期的にセルフケアもしている。生活の質が向上している気がする。向き合うものが増えると、その分大変にはなるが満足感は増大する。
伸びてきた爪を整えるために、初めて使う爪やすりで、せっかく綺麗に整えてもらった爪先をガタガタにしてしまったりもしたが、これも経験値だ!と言い聞かせる事で、全てを良きものとして捉えている。
周りには通っている人がまだ少ないが、これを機に興味を持ってくれる人がいたら、川島如恵留が通い始めた事に更に意味がプラスされる。諸君、カッコよく、そして美しくなろうではないか。ふはははは。
10月には2度もネイルサロンの予約をしたのだ。しかも自力で探して、だ。ネイルケアだけなら5000円もしなかった。1時間もかからなかった。予約も取りやすい。案外店舗も多い。それでいて2週間近くも清潔感ある素敵な爪でいられる。多分だけど、慣れないうちは爪切りでセルフケアしても良いような気もする。全部完璧にする必要はまだない。もっと興味が湧いたり、余裕が生まれてからでもいいと思う。ただ気分を上げたい、という動機でも良い気がする。ここにまで気を配れる自分が好き、と自己肯定感が高まるかもしれないから。
自分の行動が自分をより良い方向へ導いている実感があるのはとても健康的だと思う。それが嬉しいと思える自分であり続けたい。
今年の10月も沢山挑戦した。うん、そんな気がする。
来年の10月は何を始めようか、11月になったら考えようかな。
【今月のTouch the Heartstrings】

川島如恵留(かわしま・のえる)
1994年11月22日東京都出身。小学生1年からジャズダンスを始めた後、芸能活動をスタートし子役としても舞台にも出演。その後、2007年10月よりアイドル活動を開始。2012年7月にTravis Japanの結成メンバーに。2022年10月に全世界メジャーデビュー。2024年11月22日に初の著書となる『アイドルのフィルター』を出版。2017年青山学院大学卒業。2019年・宅地建物取引士、2023年・国内旅行業務取扱管理者、2024年・総合旅行業務取扱管理者、2026年・第二種電気工事士の資格、一級小型船舶士操縦免許、特殊小型船舶士操縦免許を取得。2026年1月からJAPAN MENSA会員に。2024年4月から個人のYouTubeチャンネル「のえるの隙間時間」、同名のXも開設。
YouTube @noelnosukimajikan

