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TIMELESSPERSON

2026.05.14

中村倫也×神木隆之介が感じた“ゾーン”に入った瞬間。そこから見えたものとは

中村倫也さんと神木隆之介さんがクイズプレイヤーとして対峙する映画『君のクイズ』が5月15日(金)より公開。作中では、答えに辿り着くまでの過程を“ゾーンに入る”特別な心理状態として描写される。“正解”に囚われた者が選択することとは……。すべてがスローに見えるほどの没入感、そして人生を変えた分岐点――二人の言葉から、物語の核心に迫る。

期待を超える、吉野ワールドの凄み

[中村さん]シャツ¥28,600/CROQUIS -速写-、パンツ¥23,100/JNBY(ともにマツオインターナショナル)

中村 (監督の)吉野(耕平)さんは、まず絵コンテを書くんだよね。自分の演出を全部絵で伝えるタイプ。実際の映像にVFXが入って、動いて、音がついて――そこに到達すると、もう何段階も上の感動がある。「こうなるんだろうな」をちゃんと超えてくるから、変態だなって思う(笑)。

神木 スゴいですよね。物腰は柔らかくて優しい穏やかな方なのに、頭のなかにはとんでもなく広くてカッコいい世界がある。そのギャップがすごく素敵でした。完成試写を観させていただいて、語彙力がなくなるくらい、頭を抱えて立ち上がりたかったくらい“カッコいい”と思いました。

中村 三島や本庄と同じで、吉野さんも“自分の頭のなかを誰かに100%理解してもらうのは無理だろうな”って思ってるタイプだと思うんですよ。だからこそ、こういう作品になるんだろうなって感じる。

“万能感”と幸せな幽体離脱

神木 作中でゾーンに入る描写があるけど、すごくわかるな。集中しすぎて覚えていなかったり、周りの音が一切聞こえなくなる瞬間があったり。長台詞で緊張して追い詰められているときなんかは、終わったあとに「なんで言えたんだろう」って、自分でも驚くくらい興奮状態になっていることがあります。

映画『るろうに剣心』シリーズで殺陣をやっていたときも、本番中に距離感が掴めなくなった瞬間があって。(佐藤)健くんの太刀筋が目の前に来たとき、すごくゆっくりに見えたんです。あれは完全にゾーンに入っていたと思います。全部がスローで見える、あの感覚は忘れられないですね。

中村 僕も学生時代サッカーをやっていたときや、28歳で初主演した舞台『HISTORY BOYS/ヒストリーボーイズ』の初日は、それに近い感覚があった。“万能感”というか、全部見えて、全部触れるような感覚。不思議なんだけど、それすらも自覚しているというか。

神木 演じながらも、どこか客観的に自分を見ているような感じだよね。

中村 そう。透き通ったキレイな海のなかを漂っているような心地よさで、全部が全自動で進んでいく。舞台のときは客席の顔までフォーカスできるようになっていたと思う。人生で何度もあるものじゃないと思うけど、嫌な感じじゃなくて、幸せな幽体離脱みたいな感覚だね。

神木 いい表現!

中村 今作でも、言葉がぶわーっと広がるVFX表現があるけれど、あれもなんとなく理解できる気がする。

神木 ゾーンに入った者同士の対決、みたいな。その化学反応がどう空気を変えるのかは、演じる上で意識していました。 作中では三島がゾーンに入っている描写がありますけど、僕も裏設定として“本庄も同じタイミングで深く入っている”と思って演じていました。

見えない分岐点

中村 人生の分岐点っていうと……作品どうこう以前に、そもそも俳優をやっていなかったら、その後のすべてはないわけで。もちろん連続テレビ小説『半分、青い。』(18)で広く知ってもらえたのは大きいけれど、そこに至るまでに僕のなかで何段階も“潮目”があった。サーフィンでいうと、波に乗る前のパドリングの時間。どの波に乗るか探して、どの方向に漕ぐか決める。その手前の手前が、実は分岐点だったりするんだよね。

神木 人目に届く前に、いくつもステップがあるってことだよね。

中村 そう。元はと言えば、俳優になるなんて思ってなかったしね。りゅうは気づいたらこの仕事をしていたかもしれないけれど。

神木 僕の分岐点は“留学に行くか行かないか”。高校を卒業してすぐの頃、事務所からニューヨークとイギリスの演劇学校のパンフレットを渡されて、「10日間考えて結論出して」って言われて。でも僕、どちらかと言うと日本でぬくぬく過ごしたい人間だったので(笑)。10日間考えて……すっぽかしました(笑)。もし行っていたら3〜4年は海外にいたはずで、そしたら、映画『3月のライオン』にも、ともくんにも出会ってない。だから、あのときにすっぽかしてよかったなって思います。

中村 神木隆之介が学校で演技を習ってるイメージ、全然浮かばない(笑)。

神木 僕も浮かばない(笑)。でも、あれは自分で選んだ“分岐”だった。人生がまったく違うものになっていたと思います。

【5月15日(金)公開!】映画『君のクイズ』

©2026 映画『君のクイズ』製作委員会

出演/中村倫也   神木隆之介
森川葵 水沢林太郎 福澤重文 吉住 白宮みずほ 大西利空 坂東工  ユースケ・サンタマリア/堀田真由・ムロツヨシ
原作/小川哲『君のクイズ』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督/吉野耕平(『ハケンアニメ!』『沈黙の艦隊』)
yourownquiz.toho-movie.jp
X @eigayourownquiz
Instagram @eigayourownquiz
TikTok @eigayourownquiz

中村倫也(なかむらともや)
1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビュー。主演舞台「ヒストリーボーイズ」(2014)で第22回読売演劇大賞を受賞。近年の出演作品に、ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(24)、「DOPE 麻薬取締部特捜課」(25)、「DREAM STAGE」(26)、映画『ミッシング』(24)、『ラストマイル』(24)、『あの人が消えた』(24)、『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(25・声の出演)などがある。Prime Videoにて「ベストフレンドハウス2」が配信中。
X @senritsutareme

神木隆之介(かみきりゅうのすけ)
1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。2歳でCMデビュー。映画『妖怪大戦争』(05)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、映画『桐島、部活やめるってよ』(12)、『君の名は。』(16)、「るろうに剣心」シリーズ(14-21)など話題作に出演。近年の出演作品に、連続テレビ小説「らんまん」(23)、「海に眠るダイヤモンド」(24)、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(25)、映画『大名倒産』、『ゴジラ-1.0』(ともに23)などがある。現在放送中のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」に出演している。11月3日に公開される映画『ゴジラ-0.0』では主演を務める。
X @kamiki_official
YouTube @ryunosukekamiki

SHOP LIST

マツオインターナショナル カスタマーサービス 0120-29-1951

PHOTO=古水良

STYLING=[中村さん]松本ユウスケ(anahoc)、[神木さん]吉本知嗣

HAIR & MAKE-UP=[中村さん]Emiy(Three Gateee LLC.)、[神木さん]大野彰宏(ENISHI)

TEXT=GINGER編集部

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