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TIMELESSPERSON

2026.05.08

世界に2人だけの関係――。中村倫也×神木隆之介が語る映画『君のクイズ』運命の交差点

運命のように再び向かい合った二人の俳優――中村倫也さんと神木隆之介さん。映画『君のクイズ』が5月15日(金)より公開。クイズが深める知見、そして積み重ねた共演の歴史が、解答席で交錯する。スリルと緊張が支配する空間で、互いの“魂が共鳴する瞬間”が静かに火花を散らす。

ふたりの出会いと歴史

中村倫也さん(以下、敬称略) 原作(小川哲『君のクイズ』朝日文庫/朝日新聞出版刊)を読ませていただいたら、とても面白くてスリリングで、クイズプレイヤーたちのことも知れてワクワクしたよね。これを(監督の)吉野(耕平)さんが映像化するのは、ぴったりだなと感じたのが出演の決め手。映画として描くための検証番組的な構造など、いろんな仕掛けが考えられているのが伝わってきた。ト書きの段階から、吉野さんの頭の中に世界ができているのがわかって、「自分は役に集中して存在すれば、あとは吉野さんが面白くしてくれる」と感じたのが最初の印象かな。

神木隆之介さん(以下、敬称略) 僕の決め手は“中村倫也主演”というひとつだけ。企画書に“主演・中村倫也”と書いてあって、その瞬間に「参加したい」と思いました。吉野監督とは初めてご一緒するんですが、ト書きに“クイズを考えている途中にこうなる”みたいな、頭のなかの動きが細かく書いてあって。 読んでいて「どうなるんだろう」というワクワク感がずっと続くんです。展開がスピーディーで、次に誰が何を言うのか、どう考えるのか、どんどん知りたくなる。完全に一読者として楽しんでいました。 でも決め手はやっぱり“中村倫也だから”!

中村 ふふふ。面白いよね。りゅうが主演の作品で出会って、次が映画『屍人荘の殺人』でバディに。そのあと声優でアニメ映画も一緒にやって、ドラマでも共演して。今度は僕が真ん中にいるところに、りゅうが来てくれる。歴史を感じるよね。

神木 満遍なく、いろんな形で共演させてもらってます。僕のなかでは本当に信頼してるお兄ちゃん。そんなお兄ちゃんの主演映画に出られるなら、喜んでどこまでもついていきますっていう気持ちだけで参加を決めました。

中村 僕もりゅうが来てくれて、嬉しかったし、ワクワクした。解答席に座るりゅうの姿がすぐ浮かんだな。“キマった目でいるんだろうな”って(笑)。僕が演じる三島にとってりゅうが演じる本庄は、ライバルでもあり、疑惑の目を向ける相手でもあり、どこか同志でもある存在。絶対に良い芝居をしてくれるだろうし、もう知った仲なので変に気を遣うこともない。頼もしくてスリリングで、でも気楽でもある。そんな関係だね。

クイズ界の絶対王者・三島VS世界を頭の中に保存する・本庄

シャツ¥28,600/CROQUIS -速写-、パンツ¥23,100/JNBY(ともにマツオインターナショナル)

中村 僕は本庄を見て「やべえやつだな」って思った(笑)。クイズプレイヤーは、思考や経験、知識を総動員して挑んでいるんだけど、それぞれに個性がある。その個性が解答台に立った瞬間に発揮されたり、逆にミスにつながったりもする。そんな彼らが本当はどんな人間なのか――それが見えづらいのが三島と本庄だけど、その奥底が映画の見どころでもあるんだよね。

解答席で対峙するシーンがクランクインだったんだけど、「本庄は、そうくるよね」って思う瞬間がたくさんあって、りゅうがちゃんと準備してきてくれてるのが伝わって嬉しかった。

神木 僕が演じる本庄は“天才”と言われる役だけど、どこか危うさやムラがある人間だと思っていて。一方、三島さんは“難攻不落の要塞”っていうイメージ。積み重ねてきたものがどんな状況でも崩れない。相手を淘汰していくような強さがあるんです。

撮影中も、役を通して“このままじゃ負ける”っていう焦りを感じるような雰囲気をまとっていて。だからこそ、全力で弱点を探して、その防壁を崩しに行きたいと思いながら演じられました。“不動”という言葉が似合うキャラクターだなと感じましたね。

中村 実際の解答台も、あの緊張感そのままだったよね。

神木 そうだね。リアルタイムで問題文を読んでいただいたんですけど、距離があるから口元をよく見ないといけなくて。あの真剣さはリアルでした。

中村 予告映像を観るだけでも体があの緊張感を思い出す(笑)。あのスタジオは異空間にいるようだった。

クイズとの距離感

神木 映画『屍人荘の殺人』の舞台挨拶で松丸(亮吾)くんが作ってくれた謎解き、やったよね?

中村 よく覚えてるね。実は謎解き系苦手なんだよ。どっちかというと、理屈で答えるタイプのほうが好き。あと、コロナ禍のときにクイズアプリが流行ってて、当時はよくやってた。でもクイズは得意じゃないな。サッカーと動物の問題が来たら答えられるけど、それ以外は無理かも(笑)。

神木 僕もクイズは好きですけど、全然答えられない! クイズ番組を観ていて、たとえば「1892年……」くらいで、ピンポンってなると「なんで?!」って(笑)。僕は一視聴者として全く答えられないけど、知ることや考えることは好きなので、クイズ自体は好き。

中村 この作品を経て、それにはちゃんと理由があって、理屈があって、知識量があって、時事の傾向も読んでいて――地に根を張った競技なんだと初めて知った。クイズ番組を観て、“この段階でこう絞ったからこれにチャレンジしたんだな”ってわかるようにはなったけど、自分ではできない(笑)。

神木 スゴいなって思うのは、問題文にすると全然違う聞こえ方になること。たとえば答えが“東京タワー”だとして、“何年にどういうきっかけで建てられたか”って文章になると、まったく別物に感じる。それを観るたびに、当たり前にあるものにもちゃんと歴史があるんだなって思うし、「自分、何も知らなかったんだな」って気づく瞬間がある。そこはすごく勉強になりますね。

ふたりの関係を言葉にすると…

神木 “ソウルメイト”みたいな感じかな。本庄のなかでは……。

中村 それ以上喋るとネタバレになるんじゃないか(笑)。もういっそのこと、僕らのインタビューを伏せ字にして、ここに入る言葉はなんでしょうってクイズ形式にして、答えを募集する?

神木 募集するんだ(笑)。気をつけて言うと、“魂が共鳴する相手”。同志以上のフィーリングを感じていたんじゃないかなって。 予告でも“三島さん、答えてください”って言うシーンがあるんですけど、あれも三島さんにだけ向けて言ってる気がするんですよね。

中村 ほんと本庄は厄介なヤツだよ(笑)。世界で2人にしか共有できない気持ちがある関係、というか。生きていると“自分でもよくわからない自分”とか、“なんでこうなってるんだろう”って瞬間が誰しもあって、その奥にあるものを共鳴できたり、包み込めたりする出会いって、長く続く関係のひとつの要素だと思う。本庄にとって三島は、もっと早く出会えてたら、っていう存在。

神木 そうだね。そんな人に人生で出会えたらきっと幸せだよね。

【5月15日(金)公開!】映画『君のクイズ』

©2026 映画『君のクイズ』製作委員会

出演/中村倫也   神木隆之介
森川葵 水沢林太郎 福澤重文 吉住 白宮みずほ 大西利空 坂東工  ユースケ・サンタマリア/堀田真由・ムロツヨシ
原作/小川哲『君のクイズ』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督/吉野耕平(『ハケンアニメ!』『沈黙の艦隊』)
yourownquiz.toho-movie.jp
X @eigayourownquiz
Instagram @eigayourownquiz
TikTok @eigayourownquiz

中村倫也(なかむらともや)
1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビュー。主演舞台「ヒストリーボーイズ」(2014)で第22回読売演劇大賞を受賞。近年の出演作品に、ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(24)、「DOPE 麻薬取締部特捜課」(25)、「DREAM STAGE」(26)、映画『ミッシング』(24)、『ラストマイル』(24)、『あの人が消えた』(24)、『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(25・声の出演)などがある。Prime Videoにて「ベストフレンドハウス2」が配信中。
X @senritsutareme

神木隆之介(かみきりゅうのすけ)
1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。2歳でCMデビュー。映画『妖怪大戦争』(05)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、映画『桐島、部活やめるってよ』(12)、『君の名は。』(16)、「るろうに剣心」シリーズ(14-21)など話題作に出演。近年の出演作品に、連続テレビ小説「らんまん」(23)、「海に眠るダイヤモンド」(24)、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(25)、映画『大名倒産』、『ゴジラ-1.0』(ともに23)などがある。現在放送中のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」に出演している。11月3日に公開される映画『ゴジラ-0.0』では主演を務める。
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YouTube @ryunosukekamiki

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マツオインターナショナル カスタマーサービス 0120-29-1951

PHOTO=古水良

STYLING=[中村さん]松本ユウスケ(anahoc)、[神木さん]吉本知嗣

HAIR & MAKE-UP=[中村さん]Emiy(Three Gateee LLC.)、[神木さん]大野彰宏(ENISHI)

TEXT=GINGER編集部

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