シュッとした端正な顔立ちにあどけなさが残る甘いフェイスの20歳・石山順征さん。第36回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリを受賞し芸能界デビューから1年、話題ドラマの出演やバラエティ番組での活躍を経て感じたことをインタビュー。そこには自他ともに認める“成長”があったそう。
俳優としての礎を築いた1年間

宮城県ののどかな田舎で生まれ育った石山さんは、小学生からの生粋のサッカー少年だったそう。小学5年生の時にスペインの名門、レアル・マドリードでの練習に参加し、高校最後の選手権では宮城県大会準優勝メンバーになるほどサッカー中心の生活。そんな彼の人生が一変したのは、ジュノン・スーパーボーイコンテストだった。
「高校の友達と一緒に応募したのがきっかけです。ずっと続けていた部活を引退して、自分の人生を真剣に考えることができなかった時期に、コンテストがあることを知って。挑戦的な意味も込めて応募してみたら、まさかのグランプリをいただけて。僕の人生が変わったターニングポイントですし、あのとき思い切って挑戦してよかったなと心から思います」
芸能界デビューを果たしたあとは、バラエティ番組や2024年7月期のドラマ「伝説の頭 翔」(テレビ朝日)、2025年1月期のドラマ「フォレスト」(テレビ朝日)、イベントなどに出演し、その活躍の幅を広げている。デビューしてから激動の1年を振り返ってもらうと。
「何もかもはじめましてばかりのスタートだったので、いろんなものを体感して吸収して、自分のなかに落とし込んだ1年だったかなと思います。芸能活動をスタートしたばかりの頃の写真を見返すと、ポーズのバリエーションがピースしかないんですよ(笑)。その頃よりは、モノの見え方が変わったと思いますし、俳優・石山順征を作っていく上での礎になる1年だったと思います」

いろんな刺激を得て、俳優としての土台を作り上げた1年。では、右も左も分からなかった、デビュー当時の自分に声かけてあげるなら?
「『囚われるように生きなくていいんじゃない?』とかけてあげたいです。ジュノン・スーパーボーイコンテストでグランプリを受賞させていただいたことで、その役目や責任を自分ひとりで背負っていた気分になっていたんですね。でも勝手にそう思って窮屈になっていただけだと気づいて。礼儀は正しく、でももうちょっと気軽に生きていいよって伝えたいですね」
そんな石山さんの次の目標は「目の前のお仕事に真摯に向き合うこと」。
「次の1年は感じ取ったものを活かして、俳優・石山順征にしかできないことを見つけていく年にしたいです。若い俳優さんもたくさんいますが、他人と比べることはせず、そして先のことを考えすぎずに、自分にできることに向き合っていきたい。先のことばかり考えても、頭でっかちになるばかりで上手くいかないことを学びました。いただいたお仕事に120%で向き合うことで、3年後、4年後に繋がっていくはずだと思っています。等身大でいればチャンスは巡ってくると信じているので、気負わずに客観的に自分を見られるように心がけたいです」
そんな石山さんの夢は「日本アカデミー賞の授賞式の舞台に立つこと」。誰かの心を動かす表現者になりたいという想いが原動力だ。フレッシュな輝きをまとって活躍を続ける石山さんの今後に期待大!
石山順征(いしやまじゅんせい)
2005年1月24日生まれ、宮城県出身。2023年のジュノン・スーパーボーイコンテストでグランプリを受賞し、芸能界デビュー。主な出演作にドラマ「伝説の頭 翔」や「フォレスト」などがある。
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