日々生まれいづる悩み、誰かに相談したい。読者の皆さんのお悩みを“ゆるり”とキャッチして、“くるりんぱ”とひっくり返して、幸せの種に! この連載「お悩みゆるりんぱ」で、ベッキーさんがポジティブな方向へと導きます。
結婚生活に“憧れすぎない”ことも大事
テレビを買い替えたり、ソファを買い替えたり、携帯番号を変えようとしたり…なんだか切り替えの季節が私にやって来たような予感です! 何なのでしょうか! こんにちはベッキーです。
さて、今回もみなさまからのお悩み、ゆるりんぱしてみます!
大恋愛して結婚する夢が捨てられない問題
大人になったら、大恋愛の末にプロポーズされて結婚・・・するもんだと思っていましたが、それはドラマやマンガのなかの話で、現実は違うのだと気付かされました。今、お見合い的に紹介された男性から、結婚を申し込まれています。好ましい人物ではありますが、思い描いていた“恋愛”の要素はありません。でも、これから先、そんな相手に巡り合えるのか、それ以前に“大恋愛”は、ごく限られた人に訪れる現象なのか? 結婚しましょうという言葉を前に、迷っています。(匿名希望/無記名)
おー! むずかしいーーーーー! これはなんだか今までで1番難しいお悩みのような気がします。何故なら、恋愛って人によって正解が違うから。
大恋愛の末に結婚して、そのままずっと仲良し!の夫婦もいます。でも大恋愛だったのに、結婚してみたら待っていたのは現実的な“生活”でただのパートナーになっちゃった!の夫婦もいます。逆にこの方のように流れに身を任せて結婚したけど、その延長線上に心地いい生活が待っていて、なんとなーく飛び込んだのに結果すごく幸せだった!っていう方もいると思うんです。
だから、この方にとって何が正解になるかわからない(笑)! 私の変なアドバイスのせいでこの方の未来を奪いたくない(笑)! (お名前が書かれてなかったのでこの方という呼び方で失礼します!)
とはいえ、お悩み相談ですから、私がパッと感じたことを書かせていただきますね。このクールなテンションのまま結婚をしてしまうと、大きな喧嘩をしたとき怖いなって思いました。『ほら。だから別に結婚したかったわけじゃないんだよ。』と一気に冷めてしまうような…。あと相手の嫌な一面を見てしまったときにどんどん気持ちが離れてしまったり…。結婚の先には“現実的な生活”“命懸けの子育て”
“ホルモンとの戦い”“親戚との付き合い”“老い”みたいなものがいくつも待っています(子育ては全員にあるとは限りません。それぞれの選択です)。そこを一緒に乗り越えられる人がいいと思うんです。
大事なのは、相手の好きなところ10個言えることよりも、相手の尊敬してしてやまないところ1個を言えるかどうかな気がします。どんな喧嘩しても、どんな非常事態が起きても『でもこの人の、この部分が私には必要なの』みたいなものがあった方がいいと思います!
ちなみに最近思うことなんですが…どんな仲良しベテラン夫婦でも、いろいろな修羅場(笑)があったっぽいです。みんなイメージで『あそこの夫婦、ずーっと仲良くて、完璧で羨ましい!』と美化してます。みーんないろいろありますよ! きっと! なので、結婚生活に対して憧れすぎず、いくことも大事な気がします。ドラマはドラマ! 現実は現実です!
いろいろと偉そうに言ってすみません。でも私のこの言葉を読んで、この方の本音が浮かんでくる気がします。『ベッキーの言う通りかも! もうちょっと様子見ようかな!』と思うのか、『なんかベッキーの回答を読んでたら、いや、でも結婚したいと思ったし! ベッキー間違ってるし!』と思うのかはわかりません。でもこの方のなかに浮かんできた選択肢が正解な気がするので、その気持ちを大切になさってください! 応援しております!
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ベッキー
1984年生まれ。神奈川県出身。14歳で子ども向け番組『おはスタ』でデビュー。以降、バラエティやトーク番組、雑誌などで活躍。近年では、映画・ドラマにも多数出演しており、“憑依型の役者”と演技力にも注目されている。活動の幅はメディアにとどまらず、洋服のデザインや絵画制作、自身のYouTubeチャンネル「ベツキイ!!!!」も配信。ドラマ「君が獣になる前に」(テレビ東京系)では、井上カンナ(ガム女)役でレギュラー出演した。
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