日々生まれいづる悩み、誰かに相談したい。読者の皆さんのお悩みを“ゆるり”とキャッチして、“くるりんぱ”とひっくり返して、幸せの種に! この連載「お悩みゆるりんぱ」で、ベッキーさんがポジティブな方向へと導きます。
本当の幸せってそういうこと!
みなさまこんにちは! ベッキーです! いやー、最高の夏でした。海、プール、たくさん楽しみました! 最近流行りの“秋バテ”になりそうな予感ですが、ここからは体にやさしいことをたくさんして健康第一がんばります!!
では今月もいっちゃいましょう!
読者の悩み:自分に自信が持てず、落ち込む問題
子供のころは勉強もスポーツもできる子で、周りからも「天才!」などと言われ、自分でもその気になっていたのですが、成長するにつれて、一番が取れなくなっていきました。大人になった今は、何をやっても普通以下だ、平凡だ・・・と感じてしまい、自分のダメさ加減に嫌気がさします。仕事で褒められても、どうせお世辞だろうと素直に受けとめられません(実際に、納得できる出来ばえではないので)。まだどこかで自分に期待し、叶わずに落ち込むことの繰り返し。こんな自分から脱出したいです。(匿名希望/フミ)
わかります。なんか“褒められた経験”って忘れられないんですよね。そして、ぶっちゃけ言うと、褒められたい(笑)! 褒められるために頑張ってるわけじゃないけど、そりゃ仕事も家族のことも、頑張ってることは褒められたい(笑)!! これは大切な“本音”ですよね。
私のなかで意識してることがあるんですが、人生の中には“時代”があると思っています。
学校でも縄文時代、弥生時代などを学んだと思うんですが、私たちの人生にもざっくり区切られた“時代”がある。
“いろいろなことがうまくいってた時代”と“どん底の時代”。
“スポーツに燃えてた時代”と“仕事に打ち込んだ時代”。
区切り方は人それぞれだと思うんですが、フミさんの場合は“天才時代”を経て、今“平凡時代”を生きてるんだと思います。だから、昔とは違う心構えで過ごした方がいい気がします。あのときは、あのとき! 今は今なのです!
私は今勝手に“平凡時代”と名付けてしまいましたね。ひょっとしたら失礼な言葉かもしれない。でも、平凡って最高ですよ。“天才時代”の後の“平凡時代”は物足りなさが目立つかもしれませんが、“どん底時代”を経験した後に来た“平凡時代”って最高で最強ですよ! もう、晴れてるだけで幸せだったり、健康でいられるだけでありがたかったり。でも本当の幸せってそういうことなんだと思います。
“天才時代”に持っていた幸せの物差しを、少しチェンジして、今の自分の幸せをどんどん感じちゃってください! ちなみにですが、それだけ“天才天才”言われたフミさんなら、また第2の“天才時代”もくる可能性ありですよ! 期待しましょう!
あと、お仕事で褒められても素直に受け止められない問題についてですが、軸が自分のなかにあって素晴らしいと思いました。でも、こういうときばかりは他人軸で喜んじゃっていいと思います!
私、自分のなかで『うまくいかなかったな…』と思っても、1人が褒めてくれたら『じゃ、OKってことにしよう!』ってなります。自分か他人、どちらかが合格点を出してるのなら、もう、超OKです! 自分に厳しい生き方って心への負担が大きいから、心を守る意味でも『じゃ、OK!』と自分に伝えてあげてください。相手の褒め言葉がお世辞だとしても、その褒め言葉が生まれたのは事実なのだから、いいのです!
私もネガティブなところあるから『ポジティブにいこー!』みたいに言われるとしんどい時あるんですけど、フミさんはもっとご自身のことを褒めて、心がハッピーになる受け止め方をしちゃって大丈夫な気がします! 一緒にがんばりましょう! 応援しております!
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ベッキー
1984年生まれ。神奈川県出身。14歳で子ども向け番組『おはスタ』でデビュー。以降、バラエティやトーク番組、雑誌などで活躍。近年では、映画・ドラマにも多数出演しており、“憑依型の役者”と演技力にも注目されている。活動の幅はメディアにとどまらず、洋服のデザインや絵画制作、自身のYouTubeチャンネル「ベツキイ!!!!」も配信。ドラマ「君が獣になる前に」(テレビ東京系)では、井上カンナ(ガム女)役でレギュラー出演した。
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