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TIMELESSPERSON

2024.03.24

MUCA展アンバサダー 水上恒司に突撃インタビュー!アートは“出合いのツール”その言葉の真相は?

アーバン・アートと現代アートの展覧会・テレビ朝日開局65周年記念『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜』が、六本木・森アーツセンターギャラリーにて現在開催中。その東京会場公式アンバサダーに俳優の水上恒司さんが就任し、MUCA展をPR! 恒司さんに熱いアート論を聞くべく、直撃インタビューしました。

アーバン・アートが東京に集結!

水上恒司さん

大分、京都と巡ってきたMUCA展が最終の地・東京に上陸。MUCAとは「Museum of Urban and Contemporary Art」の略で、ドイツ初のアーバン・アートと現代アートに特化した美術館のこと。1200点以上の作品を収蔵するヨーロッパ最大級のアーバン・アートと現代アートコレクションを代表する存在。

ちなみに、この「アーバン・アート」とは、現代の都市空間で発達した視覚芸術を指し、一般的には、壁や建物、道路や橋などの公共の場所にアートを描くこと。グラフィティ、ストリート、ポスター、モザイクなど、その種類も多岐にわたり、ときに政治的・社会的なメッセージを伝えることも。これらのアートは、都市の景観を変えることでそこで生活する人々の心に訴えかけるのだ。

そんなMUCA展、気になるラインナップは、バンクシーやカウズなど有名アーティストの貴重なコレクションが60点以上並ぶ。日本初上陸の作品を含む大展覧会、この目で観られるチャンスは絶対に逃したくない!

東京会場公式アンバサダー 水上恒司にインタビュー!

水上恒司さん

その東京会場公式アンバサダーに水上恒司さんが就任したというニュース! 以前、GINGERでの連載「やってみた。」で陶芸や流れるアートに挑戦していた恒司さんは、その後もさらにアートの才能を開花させ、編集部も熱視線を送っていたところ。これは恒司さんに話を聞かねば――と使命感に駆られ(!)、MUCA展やアートについてインタビューを決行!

――東京会場公式アンバサダーに就任した気持ちを教えてください。

「ちゃんと絵に向き合っていない僕でいいんですか?」っていう気持ちと、「でも、そんな僕だからこそ、この展覧会にいらっしゃる方々と同じような意見や同じ視点があるのかも」という気持ちがあって。訪れる方と近い視点で伝えられることがある!と期待しながらこのお話を受けました。

――展覧会の様子をご覧になっていかがですか?

京都会場にも訪れたことがあるんですが、会場が違うだけなのに、同じ作品でも見え方が違うなと思いました。僕も恥ずかしながら個展をしたことがあるんですが、建物の造りや展示の仕方、作品の前に来るまでの空間っていうのを含めて、アートになり得るなと思いました。

――今回は60点以上が展示されます。もし、展示物のなかで、自宅に飾るとしたら?

うーん、そんなに広い家に住んでるわけじゃないからなあ。僕の世代からすると、すごく身近ではありつつも価値のあるもの、カウズのオールブラックのブロンズですかね。1つ置くだけで「お!」ってテンションが上がると思います。

――このなかで印象的な作品はどれですか?

バンクシーの『アリエル』です。「どういうふうに着想を得て、どの部分から作り始めたんだろう」ってすごく不思議に思いましたね。立体の作品って、僕の中ですごく異質で、身体の中にDNAが全くないものなので、すごく感化されました。

水上恒司さん

――さっきお話しされていたように、水上さんご自身も個展を開いたりインスタグラムでイラストをポストしていますよね。アートに興味を持ったきっかけは?

きっかけは母親ですかね。僕の母は、絵を描くのが好きで、芸術肌なところがあるユニークな母親で。アートを通して母と会話することもあったし、僕が絵を描くことを一番褒めてくれたりしたので、母の影響なんだろうなと思います。

幼い頃からそうだったので、アートに対してハードルの高さや堅苦しさは感じてないです。でも、絵を描けない人からすると絵を描ける人ってすごいなって思いますよね。アートに限らず、自分ができないことをできる人に対して「いいな」って思うのと同じで。絵を描くって、誰でも挑戦できる身近なものであるからこそ、余計に敷居の高さを感じてしまうのかな。

――では、アートは見たい派? それともクリエイトしたい派?

どっちも大事です! 僕は画家じゃないし、趣味の範囲で描いているので、インプットしていかないと描きたいものって芽生えてこないんです。展覧会に行ったり日常の些細なことからヒントを得たりして、「描きたい」っていう意欲だったり、技術・技法を足し算的に吸収している感じです。

――今の水上さんがアート作品に挑戦するなら何を選びますか?

アニメーションは面白そうですよね! やったことがないので、やってみたいって思いがあって。ストーリー性を持たせたアニメーションも憧れますが、全く物語がなく、ただ動いているっていう作品かな。

――これまではキャンバスに描くことが多かったと思います。もし、何にでも描いていいよって言われたら何に描きたいですか?

去年携わった映画の美術スタッフさんで、キューピーに絵や模様を描いている方がいて。本当に素晴らしい作品を作る方なんですが、それを見て既存のものに描くっていう発想が面白いなと思っていて。権利を持たれている方がいいよっておっしゃってくれたら、そういうアイコン的なものに描いてみたいです。

――最後に、アートに対して食わず嫌いの方だったり、行こうかなって迷ってる人に背中を押すような、この展覧会への誘い文句をお願いします。

「行きたい」ってちょっとでも思ってる人は絶対に行ったほうがいいです! このMUCA展でしか得られないものがあります!

人間が生きていく上で“楽しい”って思うものって、必要のない無駄なものばかりだと思うんですよ。最低限、衣食住があれば人は生きていけるので。それなのに、ゲームだったり服飾だったり映画だったり音楽だったり…そういうものに救われてきた歴史がここまで数千年と続いていますよね。アートもその一環だと思うんです。まったく難しくもないし、敷居も高くない。展覧会って作品の横にその作品の詳細だったりアーティストの人生が書かれてる解説パネルがありますよね。もしかしたら、その説明書とたまたま自分が気になっていた社会現象がマッチするかもしれない。アートはそういう出合いのツールだと思うので、ぜひこのMUCA展でアートに出合いに来てください!

恒司さんは、自分の足で行き、自分の目で見ること――スマホで調べること以上のことが展覧会に行くことで分かるし、とても大事なことだ、と語る。「アートは難しい」という先入観をひょいと退けてくれるような力強さを感じる恒司さんがアンバサダーを務める本展。ふとしたことからヒントを得るように、アートに自然体で触れるためにもぜひ訪れてみて。

水上恒司(みずかみこうし)
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。ドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。近年の主な出演作は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」など。3月30日には、テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」への出演が控えている。

TEXT=GINGER編集部

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