俳優として大活躍中の水上恒司さんと江の島へ! 道中でおしゃべりした近況報告や「愛」にまつわる恒司節をたっぷりお届け。今回は江の島でのランチの様子をご覧あれ!
僕ができること
僕の周りに、自分が犠牲になってでも周りの人が幸せであってほしい…っていう少し過剰なくらいの奉仕精神を持っている知り合いがいたんです。話をしていて、僕の考えとはちょっと違うなって思ってしまって。自分を削ってまで奉仕することが、はたしてお互いの幸せに繋がるのか、疑問に思うのです。
僕が役者という仕事をしているから思うのかもしれませんが、まずは自分自身が健やかで、幸せでないと、他人に対して何かを…愛を与えることはできないような気がしていて。
前にもお話ししましたが、僕はファンの方たちに喜んでもらうためだけに役者をやっているわけではないんです。自分のこともちゃんとできていないのに、人のことを考えるなんておこがましいというか。自分がやりたいことをやって、自身を豊かにしていく。ファンの皆さんには、その過程を応援してもらうしかないなって。
だから自分のことを好きかと問われても、もちろん嫌いではないけれど、簡単に好きとも言えない。醜い部分、良くない部分も含めて、人間。そういったネガティブな部分からも目をそらさず、受け止める自分でいたいと思うんです。
水上恒司(みずかみこうし)
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。NHK大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「MIU404」、映画『望み』『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』など話題作に出演。’22年から本名の水上恒司で活動し、現在は、連続テレビ小説「ブギウギ」で村山愛助役を好演中。待機作として、2月2日公開予定の映画『熱のあとに』、テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」などがある。