俳優として大活躍中の水上恒司さんと江の島へ! 道中でおしゃべりした近況報告や「愛」にまつわる恒司節をたっぷりお届け。今回は江島神社にGO。
特別な現場
朝ドラ「ブギウギ」では、ヒロイン・スズ子の最愛の人を演じさせていただいています。僕の役は(村山)愛助という名前なので、現場では「ラブリー」とか「ラブちゃん」って呼ばれているんです(笑)。
今までも大きな作品に携わらせていただいてきましたが、「ブギウギ」は今までで一番感動した作品であり、現場です。スズ子と愛助の関係は、戦争という大変な時期を一緒に乗り越えていったことで大きな愛の形に発展しました。困難な時期をともに乗り越えた事実って、すごく強固な絆になるんですよね。
そんなストーリーももちろん感動に値するのですが、現場の空気感や在り方に、僕の感情はものすごく動かされました。大阪での撮影っていうのが理由になるのかわからないですけど人と人との距離感が近くて、あったかい。衣装部、メイク部、APの方々、キャストの方々とはコミュニケーションもしっかり取れて、悔しい思いとか楽しい気持ちとか、みんなで共有できていたように思います。
僕のいろいろな感情が揺さぶられた、愛があふれる現場でした。「もう一度この人たちとお仕事したい」と思える出会いはこの仕事の醍醐味でもあり、本当に特別な財産です。
水上恒司(みずかみこうし)
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。NHK大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「MIU404」、映画『望み』『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』など話題作に出演。’22年から本名の水上恒司で活動し、福原遥とのW主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や、2月2日公開予定の映画『熱のあとに』に注目が集まっている。現在は、連続テレビ小説「ブギウギ」で村山愛助役を好演中。また、テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」への出演が控えている。