俳優として大活躍中の水上恒司さんと江の島へ! 道中でおしゃべりした近況報告や「愛」にまつわる恒司節をたっぷりお届け。今回は弁財天仲見世通りにGO。
自分の声と向き合う
ちょうど1年前のGINGERの取材のときに、2023年の目標を聞かれたんですよね。そのときは「体を柔らかくすること」って答えたんですけど、ごめんなさい、変更しました(笑)。
実は「発声練習を毎日する」と決めて、今もずっと続けています。あいうえお、いうえおあ、うえおあい、えおあいう、おあいうえ…という感じで1音ずつズラしていく発声方法なんですけど、滑舌を良くする練習としても効果的らしく。50音に濁音や半濁音も加えていくと、軽く1時間くらいかかります。それを毎朝、仕事で4時半起きの日があっても欠かさず続けました。
昔から「声がいい」って言っていただけることが多かったのですが、だからこそ自分の声を操れるようになりたいなって。そして声に向き合えば向き合うほど、面白さと難しさがあって、深みにハマった感覚です。ナレーションなどのお仕事をいただけるようになったのも、自分の発声を今まで以上に意識するようになったからかなって思っています。
水上恒司(みずかみこうし)
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。2018年にドラマ「中学聖日記」で俳優デビュー。NHK大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「MIU404」、映画『望み』『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』など話題作に出演。’22年から本名の水上恒司で活動し、現在は福原遥とのW主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が公開中。また、連続テレビ小説「ブギウギ」では村山愛助役を好演。2024年2月2日には映画『熱のあとに』が公開予定。