ドラマ「夢見たあの子のために」がドコモの映像配信サービス「Lemino」にて8月29日(火)より配信スタート。主演を務める板垣瑞生さん、ヒロインを務める桜井日奈子さんに役に懸ける思いや現場の裏話をインタビュー。名コンビのような関係性にも注目!
三部けい原作のクライムサスペンスが実写ドラマ化
「夢で見たあの子のために」がドコモの映像配信サービス「Lemino」にて8月29日(火)より配信スタートする。ドラマは、幼少期に両親を惨殺し、双子の兄を連れ去った犯人に“復讐”するためだけに生きる主人公が、仲間と共に事件の真相を追うクライムサスペンス。
主演で双子の兄弟を演じるのは板垣瑞生さん、主人公を支えるヒロインを演じるのは桜井日奈子さん。今回が初共演となる2人だが、シリアスで重い作品にどう向き合っていたのか。ダークでスリリングな本編とは打って変わり、現場は和気あいあいとした雰囲気だったそうで――。
息のあったコンビネーションが生まれた現場
――役が決まったときのお気持ちを教えてください。
板垣瑞生さん(以下敬称略) 僕は一人二役で双子の兄と弟を演じたんですが、初めての経験だったので普段とは違うやりがいを感じました。また、『僕だけがいない街』も読ませていただいていたので、三部さんの漫画が原作の作品で主演を務めさせていただけて光栄です。お話をいただいたときから、「絶対この作品で面白いことしたい! やってやるぞ!」という気持ちが大きかったです。
桜井日奈子さん(以下敬称略) 私は主人公の幼馴染を演じました。ここ最近はOLの役が続いていて、もうそういう年齢になったんだなと思っていましたが、久しぶりの高校生役にテンションが上がりました。でも、衣装合わせのときにスタッフさんが数名笑っていたような気がします…(笑)。
板垣 そんなことなかったですよ! お似合いでした。
――初共演となるお二人。初対面の印象や現場での雰囲気はいかがでしたか?
板垣 作品によっては全く喋らない現場があるんですけど…。
桜井 えー意外! 本当に?!
板垣 本当! でも、読み合わせのときから桜井さんが面白くて。共演させていただく前は、クールな印象があったんですが、実際は桜井さんが喋ると周りが爆笑でした(笑)! 桜井さんと一緒なら楽しい現場を作れると確信しました。
桜井 爆笑は言い過ぎ(笑)! 私はすごく人見知りで、初めましてのときはものすごく緊張していました。でも、読み合わせのときに板垣くんが「すみません! もう一回お願いします!」と悪びれる様子もなく、ちゃめっ気たっぷりで。なんだか楽しくやっていけそうだと思ったのを覚えています。
板垣 そこからの現場は、僕がボケて桜井さんがツッコむみたいな。でも桜井さんもボケてましたけどね。
桜井 いや、そんなことないから(笑)!
闘志を燃やして新境地へ
――一人二役で双子の兄と弟を熱演した板垣さん。演じ分けるうえで意識したことは?
板垣 僕が演じたのは、主人公の双子の弟・中條千里と、行方不明の双子の兄・結城一登。復讐に人生の全てをかける千里とベールに包まれた一登、光と影のような2人を演じるのが難しくて試行錯誤しました。だから、千里と一登を演じる分けるうえで、現場の雰囲気を変えようと思ったんです。カメラが回っているいないに関わらず、スタンバイの時点から千里と一登でいようと。
何か狂気を秘めた一登を演じるときは楽しげに、千里を演じるときは復讐に燃える強さと緊迫感を持って演じました。観てくださる方は一登の行動が理解できず、怖い印象を持つかもしれませんね。でも、どちらの役を演じているときも、カメラが回っていないときはスタッフさんと談笑して楽しく過ごしていました。
――桜井さんはそんな板垣さんを近くでご覧になっていたんですよね?
桜井 確かに、カットがかかった途端に積極的にスタッフさんに話しかけていましたね。板垣くんは、一登をやっているときの方が楽しそうにみえましたね。一登の一見爽やかな感じがフィットしていたのかも。
板垣 僕、出番じゃないときもずっと現場にいたよね(笑)。
桜井 本当にそうなんですよ。しかもずっと動き回ってるから「落ち着きがない!」って言われてました(笑)。
最近探したものは?
――犯人を探しだし復讐を遂げようとする本作。“探す”にちなんで、最近失くしたものは?
板垣 たまに失くすんだよなあ…。失くした時に「わあ! 失くした!」って、もっと深刻に受け止めて、懲りないといけないのに(笑)。
桜井 最近は何を失くしたの?
板垣 パスポートです。「ないな〜」と思ってたんだけど、どうやら期限が切れていて捨てちゃったことが発覚! 急いで作り直しました。
桜井 私はイヤホンの本体。移動中に落としちゃったみたいで…。心当たりのあるところに電話したんですけど見つかりませんでした(涙)。
ドラマを楽しみに待ってくれている方へ
――最後に、この作品を通して伝えたいことを教えてください。
板垣 誰しも、辛い目に遭わされたり酷いことをされたときに、やり返したくなったり復讐心が芽生えたりすることがあると思うんです。でも、このドラマを通して「復讐の道に進むではなく、自分が“幸せ”になるために、そして誰かを“幸せ”にするために生きていこう」と真っ直ぐに伝わればうれしいです。
桜井 私はこの作品を愛に飢えてる人たちのお話だと思っていて。愛を知らない人たちが自分の信念のためだけに復讐に走ってしまう――。でも必ず側で見てくれている人っていると思うんですよね。ダークな作風でスリリングなシーンもありますが、千里が復讐ではなく誰かを守りたいとか助けたいと希望を見つけていく様子を、ヒロイン役として皆さんと一緒に見届けられたらと思います。展開が早く毎話衝撃的な事実が明らかになっていくので、そのスピード感も楽しんでいただければ。
人気漫画を原作としたこの作品に体当たりで挑んだ2人。果敢に挑戦したというクライムサスペンスは冒頭から目が離せない怒涛の展開が繰り広げられる。悲しみを背負った主人公が追い求めたもの、そしてその復讐劇の先にあるものとは――。
8月29日(火)配信スタート!「夢で見たあの子のために」
原作/三部けい「夢で見たあの子のために」(KADOKAWA 刊)
監督/中茎強
脚本/保坂大輔
出演/板垣瑞生、桜井日奈子、野村周平、戸次重幸 ほか
※ドコモの映像配信サービス「Lemino」にて2023年8月29日(火)より毎週火曜正午配信
板垣瑞生(いたがきみずき)
2000年10月25日生まれ、東京都出身。2014年『闇金ウシジマくんPart2』で映画デビューを果たし、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』では第25回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。映画『初恋ロスタイム』『HiGH & LOW THE WORST X』、朝ドラ「エール」、大河ドラマ「麒麟がくる」、舞台「エヴァンゲリオン ビヨンド」などに出演。今冬にはNHKドラマ「正直不動産スペシャル」が放送を控えている。
桜井日奈子(さくらいひなこ)
1997年4月2日生まれ、岡山県出身。『ママレード・ボーイ』で初主演を務め、その後『ういらぶ。』『殺さない彼と死なない彼女』などに出演。現在公開中の映画『キングダム 運命の炎』にも出演している。
Leminoって?
ドコモが提供する新しい映像配信サービス。感情でつながるLeminoならではの機能で、人気の映画やドラマはもちろん、独占配信のオリジナル作品や韓流作品、スポーツ、音楽ライブまで豊富なコンテンツに出会えるサービス。無料コンテンツ(広告付き)の他、月額990円(税込)の「Leminoプレミアム」ではさらに充実のラインナップを楽しめる。
https://lemino.docomo.ne.jp/
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