数々の話題作に出演し、今、時代にもっとも求められている役者のひとり、赤楚衛二さん。多忙な毎日のなかで笑顔のために意識していることを教えてもらった。
笑顔があれば、仕事はいつだってスムーズ
カメラに向かって笑顔を。そんな編集部のリクエストに赤楚衛二さんは、「ならば」とお気に入りの動画を流し出す。世界中の人がただひたすら楽しそうに笑っている動画だ。
「この動画が面白くて、何度観ても笑えるんですよ」、そう言ってカメラの前で爆笑してくれた。現場にいたスタッフたちもつられてみんな笑顔に。
「僕、普段から撮影現場では、ずっと冗談を言っています。忙しくなればなるほどです。作品はいつだって人と作るものですから、笑顔があればやりやすいですよね」
どの現場でも常に自分から、周りの人の笑顔を引き出すよう努めている。
「大変なときは、顔だけでも笑ってみると、自然と気持ちも楽しくなってくるものです。自分の機嫌を自分で盛り上げて、周りと笑顔でコミュニケーションできれば、仕事はいつだってスムーズになるんだと思います。それに僕は人が大好きだから、そもそも人といるとすっごく楽しくなってくるんです」
ドラマの撮影現場で心がけていることは…
赤楚さんは、現在放送中のドラマ「こっち向いてよ向井くん」で、恋愛の仕方を忘れてしまった33歳の主人公を熱演中。
「仕事を頑張ってきて、30代でふと、そういえば恋愛してないなと主人公が気付くんです。台本には彼の過去とかパーソナルな部分が詳しく書かれていないので、僕なりのオリジナリティを出すチャンスだと思いながら頑張っています」
本作の撮影現場でも、共演者の笑顔のために積極的に冗談を言って、場を盛り上げているのだとか。
「笑顔って疲れをとってくれる魔法みたいなもの。だからこそ、笑いには真摯でいたいんです。その想いが強すぎて、僕、面白いことがうまく言えなかったときには凹んでしまったりするくらいなんです。ふと気が付くんですよ、あれ? そこそんなに悔しがる必要あったっけ?って(笑)。とはいえ、なるべくこれからも高度な笑いを目指したいと思っています(笑)!」
ドラマ「こっち向いてよ向井くん」
原作/ねむようこ
出演/赤楚衛二、生田絵梨花、岡山天音ほか
※日本テレビ系にて毎週水曜22:00~放送中
https://www.ntv.co.jp/mukaikun/
赤楚衛二(あかそえいじ)
1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2015年俳優デビュー。’23年はドラマ「風間公親-教場0-」「ペンディングトレイン-8時23分、明日君と」などに出演。主演を務めるNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』が8月3日から配信。