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TIMELESSPERSON

2023.06.21

神崎恵の素朴な疑問「私、自意識過剰?こんなとき、どうする?」

ポイントカードやエコバックを出すタイミング…小さなことだけど、気になってる。今回は神崎恵さんが、みんなに聞きたい「こんなとき、どうする?」を集めました。【連載「Megumi’s Mirror」】

神崎恵-mirror

こんなとき、どうする?

卵の値段、まだまだ高いですよね。電気代も目玉が飛び出るほど上がったし、ガソリン代もなかなか下がりません。子供のころから大好きな個包装のクッキーは、ふた回りくらい小さくなった気がするし、ポテトチップスは袋の大きさはそのままだけれど、中身は明らかに減った気がする…。

なんとも世知辛い世の中です。

私の場合、日々の出費は、いくら使ったかを手帳にメモしています。超アナログですが、ペンを持って紙に書くことで「今、これくらい使っているんだな」というのを脳にインプットしているのだと思います。と言いつつ、毎月、クレジットカードの明細書を眺めては「えっ? 私以外の誰かがカードを使っているのでは…?」と青くなっています(笑)。

でも、使った分だけポイントが付きますから、コロナ禍以前は、全部マイルに替えて、海外旅行に行くのを楽しみにしていました。次はハワイかな、なんて思いながら、ポイントをコツコツ貯めるのが好きな一方で、時に爆買いしてしまう矛盾。ネットフリックスの月額料金は気にせず払うのに、Amazonプライムの映画レンタル料金300円は、「いつか配信されるかもしれない」と、なぜかケチってしまう気持ちも、矛盾しているなと思います。

さて、ポイントを貯めて活用することを「ポイ活」というそうですが、私は、クレジットカードとAmazon、よく行く百貨店のポイントを活用しています。特に百貨店のポイントは、ある程度貯まったら、地下の食品売り場で、ちょっといいワインを買うのが密かな楽しみだったりもします。

もっと細かく、たくさんポイントカードをつくれば、有効なポイ活ができるとは思うのですが、何枚も持ち歩くのは面倒だし、いざというときに「今日に限って持ってこなかった! ポイントが付けられない、あぁ」となるのがストレスで、ポイ活は必要最低限派です。

ただ、これは私だけかもしれませんが、レジで「ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれたときにしか、ポイントカードを出せないんです。小心者というか、変なプライドというか。同様に、ある高級スーパーでは、毎回レジで「紙袋にしますか? ポリ袋にしますか?」と聞かれるのですが、自分で持ってきているエコバッグを取り出せなくて、つい「紙袋で…」などと言ってしまいます。どちらの場合も「ここで出してもいいのかな」と迷ってしまう。

自意識過剰なのは百も承知。我ながら、つくづく、ちっぽけなプライドだと思います。これって〝あるある〟でしょうか?  それとも、私だけ? 皆さんは、どうしていますか?

そうそう、「こんなとき、どうする?」シリーズ(笑)として、もうひとつ。離婚を選択して、シングルマザーになった今、結婚や離婚の話題になると、気まずい空気が流れる瞬間があります。皆さん、こんなとき、どうします?

日本では離婚はまだまだネガティブなイメージですが、ポジティブな選択だってあります。もちろん、責任や自立も伴うし、簡単ではありません。でも、それでもその人が離婚を選択したならば、それは幸せになるための決断です。心配しすぎたり、気を遣いすぎたりしないで、いつもどおり、笑って語って食べてほしい。いつもと変わらぬ雰囲気こそが、その人の勇気と決断を応援することだと思うから。

物価高騰からポイ活、エコバッグ、離婚まで。今回は、なんだか盛りだくさんな内容となりましたが、いかがでしたか? ほかにも、「こんなとき、どうする?」という場面があれば、ぜひ教えてください。

TEXT=田中美保

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