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TIMELESSPERSON

2023.02.15

神崎恵のお正月の過ごし方。残りがちなおせちからの卒業

前々回のエッセイでは、年賀状の“やめどき”を見つけたと語っていた神崎恵さん。お正月の過ごし方にも、近年、変化があったよう。【連載「Megumi’s Mirror」】

神崎恵-rennsai

年に一度の大奮発!「お鍋さま」が今年も楽しみでした

お重の中に、キリリと美しく、びっしりと色鮮やかに詰められたおせち料理。食卓に並ぶと、お正月だなぁと、気持ちも晴れやかに、改めて身が引き締まります。我が家も長年、おせち料理を作り続けてきたわけですが、手間暇かけて作ったわりには、子供たちはなかなか食べてくれず、どうしても残ってしまいがち(涙)。すぐになくなるのは、栗きんとんと伊達巻、黒豆(おもに私が食べます)くらいで、酢の物や煮物たちは寂しそうにずっと、お重に残ってしまっている…。そんな姿を見るにつけ、なんだかせつない気持ちになってしまいました。

あるとき、友人のシェフと話していたら、彼の家は毎年、元旦はローストビーフ、1月2日はすき焼きと決めているそう。

「ローストビーフは特別感もあるし、残ってもサラダにしたりとアレンジが効く。すき焼きは材料を切るだけで準備が楽。肉料理は子供たちも喜ぶし、料理担当者も、お正月くらいご飯のことを考えないで、楽したらいいんじゃない?」と。

た、確かに!

もともとおせち料理は、新年の健康や繁栄を祈って神様にお供えしていた食べ物「御節供(おせちく)」がその由来だそうで、神様をお迎えするんだから、せわしくしない(台所を使わない)ように、日持ちのする、冷たくてもOKな料理が詰められるようになったのだとか。いつも朝昼晩ご飯のことばっかり考えている母たちにとって、おせち料理は、お正月くらい体を休めましょう、という意味もあるようなんですが、せっかくおせちを作っても、人気がないゆえ、結局、お正月もずーっとご飯のことばかり考えているというのが現実。

というわけで、我が家は数年前から、いわゆるお重にビシッと詰めたおせち料理、というのをやめ、ゆる〜いおせちに変更しました。

定番の、マメマメしく働けるようにという願いを込めた「黒豆」や、金運をよぶ縁起物としての「きんとん(金団)」ほか、「田作り」の代わりに「おじゃこの山椒炒め」を。片口イワシの稚魚を干して飴炊きにした「田作り」は本来、五穀豊穣を願うものらしいのですが、我が家は“こまわりを効かせてスイスイッと進めるように”という意味を込めています。

また、“肉肉しく元気いっぱいに過ごそう”という想いを込めてローストビーフや唐揚げなども準備。昔からあるおせち料理に込められた想いや願いは引き継ぎながら、我が家流の意味づけを楽しみ、数種類だけ用意して、お正月っぽい柄や色のお皿に盛り付け、南天を添えたりしつつ、気分を盛り上げています。

そして、メインはお鍋。しかも、お正月だけえいっ!と奮発して、とある有名料亭の、鮑やフカヒレ、エビが入った超豪華鍋セットを注文しています。この鍋セット、とにかく絶品なんですが、初めてネットで注文したとき、うっかり配送の欄を「ご自宅お届け」にチェックしたところ、ピカピカのハイヤーがやってきて、白い手袋をした運転手さんが、風呂敷にくるまったお鍋セットを手渡してくださいました。後にも先にも、あんなにうやうやしく「お鍋さま」を受け取ったのは初めて! (以降は普通の配送にしています・笑)

ちなみに、2人前からの販売でウン万円とお値段がはるため、食べ盛りの男子がいる5人家族なら本来3セット注文すべきところ、母はぐっと我慢(笑)。2セット注文して、残ったお出汁に野菜と卵を加えて作るおじやを、ひそかに楽しみにしています。いつか息子たちが巣立ったら、お正月はどんな 食卓になるんだろう? お嫁さんとか孫とか、家族が増えてワイワイ過ごすのだろうか?…なーんて、気が早いですね、私も。

TEXT=田中美保

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