現在、ドラマで陸上自衛隊の候補生を演じる俳優の町田啓太さん。ハードなトレーニングや撮影にストイックに挑む町田さんが、真っ直ぐな眼差しで近況について語ってくれた。
自分を甘やかすときもある。何事もバランス
「自分を甘やかすって大事なことだと思います」
そう、噛み締めるように呟いた町田啓太さん。常に集中して一心不乱に仕事に打ち込むタイプだけれど、一方で自分を甘やかすことも実は意識しているんだそう。
「自分を大事にしながらの方が、どんな仕事もきっと長続きしますよ。何事もバランスです。僕の場合は、友達と会って野球をしたり、話したり。忙しくてもそういう時間を持つことが自分を甘やかす方法ですかね」
現在は陸上自衛隊を舞台に、青年たちの成長を描く青春ドラマ「テッパチ!」の撮影のため、これまでにないほどにハードに肉体改造をしているところなんだとか。
「本当は自分を甘やかして油ものとか甘いものとか食べたいです(笑)。でも今は陸上自衛隊の候補生を演じるのに、耐えられる肉体でいないといけないですからね。撮影中に指導してくださる陸上自衛官の方とコミュニケーションをとったり、共演者のみんなと休憩中にくだらない話をしたり、そういうことがとても支えになっています。特に、共演の佐野勇斗くんにはとても助けられています。合間に笑い合えることが、いい切り替えのスイッチになっているんです」
「高校時代を思い出す」――ドラマ撮影で参加した、陸上自衛隊の訓練
陸上自衛官になるため、年齢も経歴もバラバラな男たちが集い、団結していくこのドラマ。実は町田さんは高校時代、パイロットを目指し航空高校に通って寮生活をしていたのだとか。
「先日は実際に陸上自衛隊の訓練にも参加させていただきました。敬礼や基本動作など、高校時代に練習していたことを思い出しましたね。きちっと整頓されている駐屯地の様子も、ああ、なんだか懐かしいなと。ご縁を感じますね」
撮影の合間には仲間と触れ合いながらもトレーニングに勤しみ、食事もコントロール。そもそも痩せやすい体質なので、食事もトレーニングの一環と、お弁当を2つ食べる日もあるそう。
「タフな毎日に聞こえますか? でも帰ったらしっかり寝たり、ぼーっとしたり、大好きな映画や漫画を楽しんだり。ちゃんと自分にご褒美をあげながら、刺激を受けて次の仕事に活かしているから大丈夫ですよ」
『テッパチ!』
出演/町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣、北村一輝ほか
フジテレビ系列/毎週水曜22:00~
町田啓太(まちだけいた)
1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で話題になり、ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」「SUPER RICH」など数々のヒット作に出演。