学生時代からYouTubeを始め、チャンネル開設から9年で登録者数は1000万人を突破。「ユーチューバーとして生きる」という決断が一般的でなかったころから、その覚悟を持って生きてきたはじめしゃちょー。トップ オブ ユーチューバーの矜持とは!? 打ち破ってきた数々の“壁”について聞きました。
心破れてすべてが始まる
高校3年の秋、希望する大学の受験を高校側に止められたことで、はじめしゃちょーはある決意をする。
「人の言うことに従わないといけない、それで挑戦さえできないって、理不尽だなと思いました。だから、それ以降は人に屈しないで生きようと決めたんです。悪く言うと自己中に、良く言うと自由に。好きなことをして、生きていこうって。打ち破れないものがあったから、そう決めた。高校3年の冬、行きたい大学を受けることができず、その後彼女にもフラれ、すべてを失った僕はそうしてユーチューバーの道へ歩み始めてしまいました(笑)」
型破りな進路
はじめしゃちょーがユーチューバーになる!という本気の覚悟を決めたのは、大学4年生。「好きなことで、生きていく」がキャッチコピーのYouTubeの広告に出演したときのこと。
「この広告の撮影は長期間でして、教育実習に行くか、撮影に行くか迷ったんです。教育実習に行って教師になって、家庭を持つ。そんな未来も良かったけれど、やっぱり好きなことをしようって。ユーチューバーが職業になるなんて誰も思っていない時代でしたから、怖かったですけど、もし食べていけなくなったらそのとき考えればいい。“面白い方を選ぶ”が最後の判断基準でしたね」
記録破りでギネスも更新!
2015年、22歳のときに、横浜市金沢区の地域活性化イベントPIAフェスタにて「世界最多人数のだるまさんがころんだ」を企画。740人を集めて、当時の世界記録448人を上回る人数となりギネス記録を更新した。
常識破りな発想
動画コンテスト優勝で勝ち取った1000万円を資金に「100万円で〇〇する」企画を10本撮影。「100万円でうまい棒買ってみた。」「渋谷PARCO貸し切って100万円分服買う。」など、常識破りで心躍るような100万円企画が人気に。さらに2020年には、静岡に3億円の豪邸を購入、入居初日から動画を公開し、視聴者とワクワクを共有。
「真面目に、やってみたいことを考える。先日はコロナ禍でお祭りができないので自宅の庭に屋台をおいてみました。そうやって素直にやってみたいことをやると、バカっぽくて案外誰もやっていなくて面白い。誰もやっていない新しいことをやりたいって気持ちが強いです」
YouTubeチャンネル登録者数1000万人突破!
2021年12月23日、メインチャンネルが登録者数1000万人を突破。生配信でその瞬間をカウントダウン。配信45分で到達した際、はじめしゃちょーは感極まり涙。
「1000万人が見ているという自覚…なくはないです(笑)。すごいことだと思いますけど、だからって実際は何かが変わるわけではありません。面白いと自分が思ったものを作っていくだけ。でも見てもらうのがやっぱりうれしいから、これからもがんばって動画を作る!!」
はじめしゃちょー
1993年2月14日生まれ、富山県出身。大学在学中にYouTubeへ動画投稿を開始。2015年動画クリエイターになることを決意。現在メインチャンネルの登録者数は1010万人、1000万人超は国内ユーチューバーとして3人目の快挙。