2021年から2022年にかけての年末年始。テレビをはじめとするあらゆるメディアにおいて、ジャニーズが発信していたエンターテインメントに誰もが“勢い”と“パワー”を感じ、癒されたはず。その中でも、約2年ぶりとなる東京ドームでの有観客公演にはファンからの期待値も高く、スタート前から話題になっていました。そこでジャニーズの主要グループが集った初のフェス「Johnny’s Festival~Thank you 2021 Hello 2022~」の熱い一夜の様子を紹介します。
14組78名が集結!圧巻のパフォーマンスと貴重なコラボが満載
12月30日18時30分ジャストにスタートした東京ドームでの「Johnny’s Festival~Thank you 2021 Hello 2022~」。コロナ禍になって以来、ジャニーズとしてはおよそ2年ぶりに行われる有観客公演に、ファンの期待は会場オープン前からかなり高く、それぞれの想いを込めた手作りうちわを掲げ、入場前にはドームを背景に撮影している人が多数。さらに「アラフェス 2020 at 国立競技場」で客席に設置されていた、無線制御型ペンライト=フリフラ(FreFlow)が配布されていました。この粋な計らいも、ステージを一緒に楽しいんで欲しい!…という総合演出の松本潤さんの願いに違いない、と誰もが笑みになって会場へ。
4つに分けられたステージはグループの魅力を最大限に引き出す演出に
会場内は中央のメインステージ(横60m)の他にDANCEステージ、BANDステージ、さらにバックステージの4つが配置。この演出は360度、ドームが一体となり、どの席からもパフォーマンスをしっかり見られて、それぞれのグループの個性、魅力が最大限出せるように考えられたそう。
まず1stステージは各グループのメドレー。トップバッターはSnow Man。デビュー曲「D.D.」のイントロが流れると、会場全体が白と青のペンライトで埋めつくされ、幻想的な雰囲気に。続いて深紅を背景にしたDANCEステージで「NAVIGATOR」をSix TONESが披露。King & Princeが「恋降る月夜に君想う」を白×シャンパンゴールドの世界観でキラキラ&トキメキムードへ昇華。GINGER12月号で表紙を飾ってくれたジャニーズWESTは、撮影時と同じく楽しくてワチャワチャした感じで一気に熱量が高まり、「Big! Shot!!」を熱唱。
さらにA.B.C-ZとSexy Zoneは観客と距離が一気に近くなるフロートで登場。アイコンタクトをとりながら手を振ったり、ハンズアップで一体感がパワーアップ。2021年に10周年を迎えたKis-My-Ft2は、ローラースケートで所狭しと「SHE! HER! HER!」を披露。宮田俊哉さんが途中「愛し合っていこうぜ!」とファンに向けて投げかけた言葉は、久しぶりのステージだからこそ伝えたいメッセージだったはず。そして「ファンファーレ!」を歌うHey! Say! JUMPの山田涼介さんのピースサインにはときめかされました。
KAT-TUNの存在感ある「Keep the faith」、バックスステージに登場した関ジャニ∞は「無責任ヒーロー」で会場内のボルテージをさらに上げ、NEWSの「weeeek」で全グループがメインステージに集結。「ようこそJohnny’s Festivalへ!」「このジャニーズファミリーで音楽を通して元気を届けたいと思っています」と増田貴久さんのMCがスタート。その後、大倉忠義さんから「2021年に新たに加わった僕たちのかわいい後輩を紹介します」と続き、なにわ男子がメインステージに。メインステージの階段から満面の笑みときらめきを放ちつつ降りてきて「初心LOVE」を歌いあげると、会場からはため息が。と同時に後輩を温かく見守る先輩たちの愛に、見ているほうがほっこりしてしまいました。
5つのブロックに分けられた魅惑のコラボ
続いてこのフェスならではの、大きな見どころとなっていたコラボがスタート。
A.B.C-Z、Kis-My-Ft2は、アクロバティックなステージとシャボン玉の幻想的な演出の対局が印象的に。KAT-TUN、Six TONESはBANDステージでアーティスティックで芸術的なパフォーマンスを展開。亀梨さんとジェシーさんが背中を合わせ、歌い上げるシーンはコラボならではの醍醐味。NEWS、Hey! Say! JUMP、Sexy Zoneの3グループは、とにかく会場全体を余すところなく使い、観客の頭上を動くムービングステージも登場。さらに映像、フリフラを合わせた演出はまるで映画を観ているような感じに陥りました。そしてSnow Man、King & Princeは、平野紫耀さんと向井康二さん2ショットで甘く引き寄せられる「シンデレラガール」からスタート。その後は「Magic Touch」「Grandeur」と高難度のダンスを大人のムードで披露。その硬軟つけた演出のギャップから目が離せなくなりました。コラボの最後は、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、なにわ男子。とにかく賑やかで明るく、200%元気フル活動!なステージは、まさにお祭り=フェスならでは。
デビュー25周年を迎えるKinki Kidsとともにエンディングに
貴重なコラボの後、エンディング前には2022年デビュー25周年を迎えるKinki Kidsが登場。メイン、DANCE、BAND3つのステージを幅広く使った贅沢なパフォーマンスは、圧巻! デビュー当時からのムービーが流れ、それを見ていると、観客誰もが自分と重ね合わせていたはず。思わず一緒に口ずさんでしまった「硝子の少年」はもちろん、軽快なトークは彼らならでは。
そして全グループが集まり、ジャニーズの名曲メドレーが繰り広げられたあっという間の2時間20分、全43曲によるフェスが幕を閉じました。
今回の嵐のライブ以外で総合演出を担当した松本潤さんは、このステージを構成するにあたり全グループの曲を入念に何度も聞き、何度もリストを作成し、メンバーからのリクエストはもちろん、ファンからの要望も聞いて作り上げたそう。1分も飽きさせることなく、観客全員が満足した演出と構成は、彼自身のこれからの活躍も期待せずにはいられません。GINGER3月号(1月21日全国発売)は、その松本潤さんが表紙に登場。演出スキルとはまた違った活躍、俳優としての顔を披露してくれています。
今後もGINGERではジャニーズの活躍をキャッチアップしていく予定です。