ストイックなイメージのある田中みな実さん。自身も「こだわりは強め」というほど、やるとなったら本気。そんな彼女からのご報告!【連載「田中みな実のここだけ話」】
今回のテーマ:前置きの長~いご報告
一睡もできなかった。
こんなとき、自分を小心者だと思う。思えば写真集予約開始前夜も、CLANEとのコラボアイテム発売前も同じだった。楽しみで神経が高ぶってということではなく、マイナスの思考に支配されて眠れない。「売れなかったらどうしよう」「まるで反響がなかったら」「赤字になって出版社(ブランド)に迷惑がかかったら」。考えるうちに居ても立っても居られず、オープン前のECサイトを開いて眺めたり、手元に商品があれば確認をしたり、売れなかったことに自分が責任を取れる(いや、取らせてくれる訳がないんだけど)だけの預金はあるのか通帳を開いて計算したこともある。どうかしてるぜ!
そんな風になるなら、やらなきゃいいと思うでしょう? だから、やっていないのよ、実は。過去、個人的にコラボアイテムを作ったのは一度だけ。ブランド立ち上げ以来の大ファンで、お誘い頂いたので恐れ多くもかかわることに。あとは、雑誌の付録を2~3度。でも付録というものは大前提、雑誌自体が商品であり、付録となるブランドさんのファンがいてくれるから、私が介入することで著しく売れなくなるということは考えにくいと言い訳できる(せこい)。
とはいえ、やるとなったら全力ガール。「予算の都合上…」なんて言われるとピリッとしてしまう(笑)。商品プロデュースには向かない性質です。ええ、分かっています。時間的にも精神的にも自身に相当過度な負担をかけてしまうし、作る過程で沢山の人に嫌われる。仲良しこよしでいいモノが作れればいいんだけどね~。こだわり強めな海外育ちは妥協知らずで扱いづらい。そんな七面倒くさい私ととことん向き合い、一緒に商品を作り上げてくださったピーチ・ジョンの皆さま有難うございます。小心者らしい長文の前置きとなりましたが、この度わたくしガードルを作りましたことを、ここにご報告させて頂きます。かしこ。
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