ベストセラー小説『仮面病棟』が実写映画化! ヒロインを演じているのが、話題作への出演が続いている永野芽郁さんです。緊迫感あふれるストーリーの作品、見どころなどたっぷり伺いました!
いろんなことを敏感に受け取る心を持ち続けたい
「“また人質だな”と思ってやっていました(笑)」
ドラマ「3年A組―今から皆さん は、人質です―」に続き、映画『仮面病棟』でも囚われの身となった永野さん。
ピエロのお面を被った凶悪犯によって病院に閉じ込められてしまう緊迫感あふれるストーリーで、現場以外でもメンタルに異変があった。
「ロケ先が北九州でホテルに泊まっていたから、部屋に戻ってもうまく頭を切り替えられなかったみたいで。寝るとピエロが夢に出てきて、ひどいときは銃で腰を撃たれ続ける悪夢を見たんですよ。だから撮影中は休んでも常に役と繋がっていた感じ。こんな体験は初めてでしたけど、それが自然といい役作りになりました」
悪夢の翌日、ピエロ役の俳優に「夢に出てこないで!」と抗議したという可愛いエピソードも。
「だって怖いじゃないですか! 私は 何でもすぐ反応しやすくて、ちょっとした刺激でも息を吸いすぎて咳き込んじゃうぐらい、ハラハラドキドキするのが苦手なんです。ただ今回、 自分がそういう役を演じたら怖さと違う高まりや楽しさを感じてしまって。これはクセになりそうだなって思いました(笑)」
現在20歳の永野さんの理想のアラ サー像は「意識せずとも心に余裕を持てる人」。でも、その一方で「何でもす ぐに反応しやすい」感受性は失いたくないと言う。
「些細なことで感動したり傷ついたりするので正直、疲れることもあります。でも、そこで楽になろうとせず、いろんなことを敏感に受け取れる心を持ち続けたい。そのために例えば“今日の空はあのときに見た空と同じ色だ”とか、小さな発見でも感じたことは絶対メモするようにしているんですよ。そういう感覚を失わず、でも心に余裕を持てるようになれば20代とはまた違うキラキラした30 代を迎えられる気がします」
永野芽郁(ながのめい)
1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年デビュー。’18年に NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインを務め、昨年はドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)でも注目を集める。
映画『仮面病棟』は、明日から公開!
知念実希人の同名傑作ベストセラーを映画化。事件当日に一日限りの当直医を代わった医師・速水秀悟が、突然訪れたピエロ面の凶悪犯に自らが撃った女子大生・瞳の治療を要求され、救った瞳と共に脱出を試みるミステリー作品。主人公の医師・速水を、本作で映画単独初主演となる坂口健太郎さん、そして、ヒロインの川崎瞳役を永野芽郁が演じます。驚きの結末は、ぜひ劇場で!
『仮面病棟』
【出演】坂口健太郎、永野芽郁
【監督】木村ひさし
【脚本】知念実希人、木村ひさし
【原作】知念実希人『仮面病棟』 (実業之日本社文庫)
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