まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回はみな実さんが“最近の胸うち”を告白。(編集部)
今回のテーマ:好感度
年末ごろからの風向きの変化に戸惑っている。
「嫌われ者から一転、好感度急上昇」「新・美のカリスマとして女性からの支持獲得」などと、出演する番組等で紹介してもらうことがあったり、雑誌のインタビューでは「どんな風にイメージアップを図ったのですか?」みたいなことを取材されたりする。
え、何かの冗談でしょう? みんなして私のことをイジって面白がっているんでしょう?と、都度勘ぐる癖がどうも身に付いているらしい。それにしたって、急にもてはやされて、手放しで喜べるほどの純粋さは持ち合わせていない。今まで通りぶりっ子もするし、あざとさだってフル稼働。世間の目は変わらず厳しい。なのに、どうして??
ただし、上がったものは必ず突き落とされる仕組みになっている。私がイケメン俳優と結婚なんかしたら間違いなく好感度は急降下するでしょう?(誓って何の予定もないけれど)そんなことではないにせよ、持ち上げられ続けることはないわけで、そのときに“旬が過ぎた”と思われないように派手な露出は控えたい。
でもね、オリコンの『好きな女子アナランキング』での2位獲得は素直にうれしかった。予想もしていなかったから、二度見して「え!」って声がでちゃうほど驚いた。
2019年は世の中がちょっと変わった物の見方をした年だったのだと思う。私はそれにあやかったラッキーパーソン。きっと今年からはまた通常通り嫌われ者に逆戻り。そして、どこかでその方が生きやすいと感じてる(笑)。
本年も変わらぬご愛顧よろしくお願いします。