くしゃっと少女のように微笑んだかと思いきや、ドキッとするような艶やかな色気を漂わせる・・・。カメラの前で魅力的な姿を披露してくれた白石麻衣さん。彼女が卒業を発表したのは、この撮影の直後でした。
乃木坂46のメンバーとしてデビューから約8年、時間をかけて手に入れた“ありのままの自分”。自分のペースで、自分の意志で定めた人生の進路。今のリアルな本音を語る、卒業直前インタビューです!
今は、自分らしく過ごせています
近寄りがたいような美しさとは裏腹に、素顔はとてもフランク。そんな白石麻衣さん、「昔はかなりの人見知りだった」と語ります。
「人に自分のことを話すのがあまり得意じゃなくて、以前は悩み事もひとりで抱え込むことが多かったんです。でも、ここ数年でだいぶ改善。悩みも周りに相談できるようになりました。変わることができたきっかけは・・・特になくて。小さな変化が少しずつ積み重なった感じ。最近は自分らしく過ごせる時間がどんどん増えているのを実感しています」
デビューしたばかりのころは「アイドルとして頑張らなきゃ」と自分を装ってしまった時期もあったそう。
「何が正解で不正解なのか、何をどう頑張ればいいのかまで見失ってしまって。ありのままの自分でいることの大切さを痛感しました。誰のものでもない自分の人生、自分の心の声に耳を傾け、自分のペースで歩んで行けたら・・・今はそう思っています」
人生の進路が明確になってきました
乃木坂46からの卒業を発表したまいやんの真っ直ぐな瞳には、どんな未来が見えているのでしょうか。
「アイドル、モデル、女優といろんなお仕事をさせていただいているのですが、それをひとつに絞ろうとは考えていないんです。その理由はいろんな現場を経験できるから。そこにはたくさんの刺激とたくさんの出会いがあって、私の世界をグンと広げてくれる。それは私にとって、この仕事の大きな楽しみのひとつなんです。
デビュー当時の私は、自分のことを“好き”とは言えませんでした。自分のことがわからず、目まぐるしく変わる環境のなかで居心地の悪さを感じたことも。でも、今は落ち着いて自分と向き合えるようになったし・・・何より、ここで“好き”と言えなかったら、この約8年が無駄になってしまう気がして」
まいやんにとって“自分を好きになる”ことは、自分を認めてあげること。
「それができるようになったのは私ひとりの力ではなくて、周りの人たちの力がとても大きいんです。この世界に飛び込んでいなかったら、きっと“好き”と言える自分はいなかった。そんな変化も感じているからこそ、改めて思うんです。乃木坂46に入って本当に良かったな、私・・・って」
乃木坂46としての最後の一瞬、さらに“白石麻衣”として期待される躍進・・・これからもまいやんから目が離せない日々が続きます!
白石麻衣(しらいしまい)
1992年8月20日生まれ、群馬県出身。2012年、乃木坂46の第1期生メンバーとしてデビュー。3月25日(水)発売の25枚目のシングルの活動をもってグループから卒業することを発表。女優としての活躍も注目を集めており、2月21日(金)から公開される映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』では迫真の演技を披露。