自分の弱さを自覚できても、それを認めて、さらに表に出すのはハードルが高いもの。でも、それをするからこそ強くなれる、と言うのは松岡修造さん。
著書『弱さをさらけだす勇気』(講談社)で語った、一流アスリ ートや自身の経験に基づく“心の弱さとの向き合い方”を、GINGER読者のために改めてレクチャーしていただきました!
仕事のシーンで思わず弱さが露呈しがちなケース別、「さらけ出す」コツとは?
【CASE 1】人前で緊張してうまく話せない!
仕事の場に置いて、心の強さが試される場といえば発表やプレゼン。「緊張してうまく話せない」と悩んでいる人も多いのでは?
松岡さん「緊張を緩和するヒントは呼吸法!」
「僕も実は“ド緊張しぃ”なので、この気持ち、すごくよくわかります。すればするほど“どうせ誰も聞いてないし”とかマイナス思考に入ってしまい、悪循環ですよね。そんなときには呼吸! おすすめは、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーの呼吸法。細く吸って細く吐くことをゆっくり繰り返すと、心が落ち着きます」
【CASE 2】資格勉強を始めても、いつも三日坊主
やる気がないわけではなくとも、人間の心は弱いもの。つい、怠けてしまうときには・・・?
松岡さん「くじけるのは普通です。心に鬼コーチを育てよう」
「僕からしてみればよく3日続いた!と感心します。そう、あなたには3日続けられる力があるということ。だったら、上司、友達、親など身近な人に鬼コーチになってもらって、3日ごとに刺激し続けてもらえば、永遠に続けられるはず。さらに、自分を叱咤激励できる鬼コーチを心のなかに育てることができれば、もう怖いものなし!」
いかがでしたか? 自身の弱さを強さに変えるために身に付けてきた方法を、教えてくださった松岡さん。そのメソッドが使えるシーンはたくさんあるはず。ぜひ参考にしてくださいね。
『弱さをさらけだす勇気』
松岡修造 著/講談社
スポーツキャスターとしてさまざまなアスリートを取材したエピソードや、自身の経験を通し、“心の弱さといかに向かい合うか”を考え、分析した著作。悩み、つまずいたときに参考になるヒントが満載。