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TIMELESSPERSON

2025.12.30

RIKUが歌を通して届ける「あなたのままでいい」。ビルボードライヴに密着!

RIKUさん(THE RAMPAGE)のソロライヴ『RIKUのMUSIC TIMES Billboard Live Tour』が11月より開催された。ビルボードという音楽の聖地をRIKUさん色で染め上げ、パワフルながら透き通る歌声で会場をトリコに。編集部は、大好評により追加公演となった12月11日(木)に潜入し、リハーサルから本番に密着、そして終演後にインタビューを敢行。

「人間くさい音楽を作り続けたい」

「このライヴは、THE RAMPAGEのライヴとはまったく毛色の違うセットリストになっているのですが、それはひとりの歌手としての自分のパーソナリティを知ってほしいから。いつも僕のことを応援してくださっている方々の予想を超えていきたいと強く思っていたので、最初はプレッシャーがあったのですが、ピンチはチャンスだと。足を運んでくださったお客さんから嬉しい反応をいただけたのは、僕自身のことを音楽で証明できたのかなとポジティブに捉えています」

『RIKUのMUSIC TIMES Billboard Live Tour』は、5月に行われた自身初のソロライブ「RIKUのMUSIC TIMES vol.1」の第2弾。音楽の聖地とも呼ばれるビルボードは、国内外のトップアーティストが出演する、音楽と食事が楽しめる「ライヴレストラン」。ここには音楽を愛する耳の肥えた観客が集まる。

「名だたるミュージシャンの方々、そして先輩方も立たれた夢のステージ。お声がけいただいたときは、憧れの場所だったので本当にうれしかったです。お越しいただくみなさんはもちろん、料理をサーブするスタッフの方々もファンにしちゃいたいと思いながら歌っていました」

RIKUさんのソロ曲「I'll be your (k)night」からスタートした本公演。R&Bテイストのラブソングを伸びやかな歌声で歌い上げ、観客を一気に引き込む。「みなさま、楽しむ準備できてますか? 今日だけの音楽をお届けできればと思っております。お食事、お酒とともに、僕の音楽に酔いしれてください」とにこやかに挨拶。

「VOCAL BATTLE AUDITION 4」の自由曲で歌った思い出深い「Lullaby」(三浦大知)や、RIKUさんが敬愛しているという桑田佳祐さんの「白い恋人達」などを続けて披露。息遣いまでが聞こえてくる距離感に心が震える。

「客席との近さは想定していたので、音源は一切使わずに、自分の声と生演奏だけで届けたいと思っていました。ここは、より自分の人間味を感じてもらうために、うってつけの場所。自分の音楽性がみなさんにどう届くのだろうとワクワクしていました」

ライヴをより魅力的に映し出すのはバンドメンバーたちの存在。RIKUさんは生バンドに強いこだわりを持っていた。

「いろんなスタイルがあるなかで、自分がいちばん素敵だと思うのがバンドスタイル。直接心に届く音楽がそれだと思うんです。そして、自分に逃げ道を作らないという意味も込めて、あえてこのスタイルをとっています。まだいつ表に出せるかわからないのですが、今回は映像の収録も入っていて、数年後の自分が観たときに『もっとこうすればよかったな』『未熟だな』と思ったとしても、歌ううえでのマインドはダサくない自分でいたいと思っていたので、恥ずかしくないライヴができたのかなと思います」

本公演ではコラボ歌唱も! コーラスの田中龍志さん、ナナさんとのコラボステージに加えて、スペシャルゲストとして、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの日髙竜太さんが登場。まさかのサプライズに会場からは歓喜の声が湧きあがる。RIKUさんと日髙さんの出会いは15年ほど前。当時RIKUさんは東京校、日髙さんは宮崎校のEXPG STUDIOに通っていて、RIKUさんが特待生として出演した宮崎校のイベントで出会ったという過去をもつおふたり。

日髙さんは「自分の人生を語るうえで、りっくんが登場人物として出てくるくらい圧倒的な影響を受けて。そこから背中を追い続けてきて、時を経て、同じステージに立てて本当にうれしいです」と熱い思いを語った。

「So Special -Version AI-」(AI+EXILE ATSUSHI)、「また君と feat. Ms.OOJA」(JAYED)を絆を感じるデュエットで披露。貴重なステージに会場のボルテージはさらにアップ!

ソロライヴ自体は、今回が二度目。RIKUさんはステージを重ねるたび自身の成長を感じていた。

「ひとりでたくさんのお客さんに表現する“免疫”はついたかなと思います。緊張しないときはないのですが、その緊張でさえ楽しもうと思える余裕は生まれたかもしれません。自分が楽しんでいないと、その気持ちがお客さんにも伝染してしまう。ソロライヴをさせていただける以上、ネガティブな感情に引っ張られてしまうことはもったいないので、ステージ上では楽しむ気持ちを大切にしています」

そして、それはグループにも還元できること。

「ソロライヴなので当たり前なんですが、視線が僕に集中するので、それを包み込めたり、ロックできたりしないと、グループに戻ったときに意味がないと思うんです。逆に言うと、ひとりのときにそれができていると、グループでの活動の大きなエネルギーになる。ひとりでステージに立つたびに、メンバーの大きさを感じています」

アンコールの楽曲として贈ったのは、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」。RIKUさんは「リリースされてすぐに聴いたんですが、すごく勇気をもらいました。自分が音楽の道を選んで歌い続ける意味、そして道標を示してくれたような気がして、いつか自分もこういう楽曲を届けていきたいなと思いました」と楽曲の力を語る。

そして、本公演の最後を飾るのは、このために書き下ろされた新曲「This is me 〜約束の詩〜」。制作の裏側について、RIKUさんは自分自身の決意表明の意味も込めているという。

「元々は新曲を作る予定はなかったんですが、セットリストを組んで俯瞰で見たときに、楽曲のメッセージが統一されていると思ったんです。『自分ってこういうことを伝えたいんだ』とメッセージが浮き上がってきて。それをいろんなアーティストさんの曲で表現するのもいいんですが、せっかくなら自分の言葉で届けたいと思い、急ピッチで作ることに。普段からお世話になっているMasaya Wadaさんに自分の激重の感情をメッセージで送って(笑)。主観的になりすぎるとあまりにも一方的な曲になってしまうと思い、第三者目線で噛み砕いて歌詞にしていただきました」

会場には、甘く力強いロングトーンに涙を流す人も。RIKUさんが届けたかった“メッセージ”とは。

「誰しも長所と短所がありますが、最近は特に短所にだけフォーカスして、あたかもそれがその人のすべてかのように捉えられてしまうと感じていて。ひとつのミスが取り立てられて、その人を追い込んでしまう。それが原因で、自分を自分で傷つけてしまう人が僕を含めて多いですよね。だから、『短所だと思っている部分もステキなあなたを作るひとつの大事なピースなんだよ』ということを伝えたかったんです。『誰のための人生ではなく、あなたのための人生なんだから、あなたがあなた自身を大事にしなくてどうするの?』って、自分自身にも訴える気持ちも込めて曲を作りました」

「バンドを背負ってステージに立つ」。RIKUさんの夢が徐々に現実になっていく。

「ようやくソロシンガーとしての物語が始まったなと思っています。ですが、ただの企画では終わらせたくないので、次はどうしようか、どんな曲を作ろうかと妄想しています(笑)。だけど、現実的なことを言うと、自分の知名度をもっともっとあげていかなければいけない。グループ活動はもちろん、個人活動でも、より多くの人に知っていただいて、応援しようと思っていただけるような自分でいなければいけないなと思っています。大前提、もっといろんなジャンルの楽曲を作らなければと思っているんですが。自分が作りたいのは、自分らしい人間くさい音楽。日々感じていることや世の中に対する訴えを、楽曲に乗せて発信していくことが大事だと思っているので、闇雲にたくさん作るというよりかは、計画にみなさまに届く音楽を作りたいです」

大成功に収めたこのライヴツアーを通して、RIKUさんはシンガーとしての標準を定めた。

「グループとしても多様な表現ができるようになってきた今だからこそ、改めてボーカル、歌手としての在り方を考えました。それは、どしっと構えて信念を曲げずに歌い続けること。来年以降も規模の大きさに関わらず、ソロプロジェクトを続けたいと思いますし、そういう積み重ねを大切にしていたら少しずつ夢が叶うのかなと思うんです。シンガーとしての成長が、グループの力にもつながると信じているので、来年も絶対にやります!」

RIKU(りく)
1994年生まれ、埼玉県出身。THE RAMPAGEのボーカル。2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION4」に合格。同年9月、THE RAMPAGEの正式メンバーとなり、2017年1月にメジャーデビュー。2021年9月には舞台『ETERNAL』で初主演を務め、2024年『前田慶次 かぶき旅 STAGE & LIVE~肥後の虎・加藤清正 編~』などミュージカルや舞台役者としても活躍。またラジオや音楽番組のMCとしても活動中。 
@RIKU1994810
Instagram @_riku_r.m.p.g_ldh

PHOTO=古水良

TEXT=GINGER編集部

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