栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんが、内側からキレイになれるビューティ食材を紹介。気軽に取り入れられるレシピもご参考に!
亜鉛が豊富な牡蠣で、肌や髪を健やかに
牡蠣の種類は200以上。よく知られているのは10種程度で、日本で一般的な牡蠣が「マガキ」です。牡蠣は2億年以上前から存在していたといわれ、養殖も古くから世界各地で行われていたようです。
牡蠣といえば亜鉛が豊富! 牡蠣が媚薬であるという考えは、男性ホルモンのテストステロンを増やす重要なミネラル、亜鉛の含有が多いことによるのかもしれません。亜鉛は免疫力を高め、肌や髪の新陳代謝などにも重要な役割をもたらすといわれています。また牡蠣にはタンパク質、ビタミンB12、銅、そして丈夫な骨をつくるビタミンDや抗酸化物質のセレンなども含まれ、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸も摂取できます。
最近発見された牡蠣の抗酸化物質は、肝臓の細胞を酸化ストレスから保護する機能性で注目を集めています。
1枚目の写真は、牡蠣のアクアパッツァ。貧血などの症状は、不規則な食生活で亜鉛が不足していることが原因かも。牡蠣などの魚介類は亜鉛が豊富。時間がある週末には、アクアパッツァにトライ。
水で溶いた片栗粉の中に牡蠣を入れて混ぜ、ごま油をひいたフライパンに投入。さらにほうれん草やネギなどの野菜を。溶き卵を加えて両面焼く。甘いチリソースを添えて。
普段の食事で食べる機会が少ない人も、燻製牡蠣の缶詰などを用意しておけばレシピの幅も広がる! カットしたキュウリの上に、牡蠣や人参ピクルス、レモンの皮をのせたりすると、立派な前菜に。食べる際は、レモン汁をかけて。
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