フリーアナウンサーの青木源太さんによる美容×コミュニケーションにまつわる連載。第2回目の今回は、美の天敵について。
vol.2 ナイアガラだけはご勘弁を。
最近急に気温が下がりました。気温の低下と共に気になるのが湿度の低下です。といっても実は気温が本格的に下がる前のタイミングから湿度が先に下がり始めます。しかも気温の低下以上のスピードで急激に下がっていきます。厄介なのは、それに伴い肌の水分が一気になくなっていくことです。
皆さんは自宅の湿度をチェックしていますか? 室内の適切な湿度は40〜60%ともいわれていますが、40%以下だと肌が乾燥し、水分が逃げていきます。これが30%以下になると肌からナイアガラの滝のように水が出ていくイメージになります(※勝手なイメージです)。
顔の中で特に乾燥しやすいのは、皮脂の分泌が少ない目元や口元などです。乾燥するとかゆみを引き起こすことがありますが、こするとシワの原因にもなってしまいます。
湿度の低下は肌トラブル以外にも鼻や喉の乾燥、ドライアイにも繋がります。またインフルエンザのウイルスは、湿度40%以下だと活発に活動するという性質をもっています。湿度が低いと、体調を崩すきっかけにもなってしまうのです。
つまり、これからの季節、まずは適切な湿度を保つことが何より大事です。ちなみに、僕の家はすべての部屋に湿度計が置いてあります。計測機器や部屋によって若干の違いはあるのですが、冬でも常に50%以上を目指して加湿器などを使って調整してます。自分が部屋を移動するときは加湿器も一緒に持ち歩いています。
加湿器が家にないという方は、濡れたタオルを枕元に置いて寝てみてください。朝になるとタオルがかなり乾いているはずです。つまり肌からもそれくらい水分が逃げてしまっているということなのです。
肌の状態を見た目や触った感覚でつぶさに把握することは実は難しいものですが、湿度なら一目瞭然。自分にとって心地のよい湿度も個人差があると思うので、まずはお部屋に湿度計を置いてみることから始めてみてはいかがでしょうか?
【青木源太のコミュニケーション美容】をもっと読む。