マスク生活が日常化するなか、私たちの美容も大きく変化。ヘア&メイク、スキンケアの新しい悩み、そのまま放置していませんか? 今こそ、キレイになるための新しい美容のスタンダードを美のプロから学び、キレイを更新しましょう!
メイク仕上げの“お粉”のトリセツ
マスク生活における肌作りの鍵を握る“お粉”。でも、「なんとなく使っている」という人も多いのでは? その効果や正しい使い方、選び方などをヘア&メイクの小田切ヒロさんに教えてもらいました!
覚えておきたい!お粉の基礎知識
どんな種類があるの?
・・・プレストとルースパウダーの2種類
「大きく分けると、粉末状になっているルースパウダーと、固形のプレストパウダーの2種類。さらにマットorツヤなど仕上がりの質感の違いや、ラメ入り、色付きタイプも。初心者にはノンパールの透明タイプがおすすめです」
ルースタイプ
プレストタイプ
選び方は?
・・・プレスト×ブラシが一番ナチュラル
「ルースよりもプレストタイプの方が薄づきです。また、パフでつけるよりブラシでつける方が薄膜で、ナチュラルに仕上がります。どちらのタイプを、どのツールでつけるかによって調整することもできます」
ツールの正解は?
・・・基本は付属のものを使用。フェイスブラシを使うのも◎。
「基本は付属のブラシやパフを使ってOK。おでこのテカり、頬や小鼻の毛穴などお悩みをピンポイントでカバーしたい場合、パーツに合った大きさのファンデーション、もしくはアイシャドウブラシを使うのがおすすめです」
覚えておくと便利!メイク崩れ防止テク
マスクから出ている部分のメイク崩れもお粉でカバーすれば、ワンランク上の仕上がりに! 今回は、知っておくとメイクの仕上がりが格段に上がる、プロならではのメイク崩れ防止テクをご紹介します。基本の使い方は「毎日の肌作りが変わった!?withマスク時代の新美容常識」を参考にしてください。
アイシャドウが二重のシワに入る
アイメイク前にお粉をまぶた全体にサッとのせ、油分をオフ。目のキワにも重ねるとアイラインの崩れも予防。
目尻部分のアイラインが滲む
アイシャドウチップにお粉を取り、トントンとのせる。マットになるくらいしっかりON。
アイブロウが落ちやすい
眉メイクの前に、地肌の油分を抑えて。毛の間にお粉を入れ込むように仕込む。
Tゾーンがテカる
ブラシで円を描きながらクルクル動かす。大きめのブラシを使うと便利。
生え際がベタつきやすい
ブラシをジグザグ動かして生え際にお粉を入れ込む。髪のボリュームもアップ。
小鼻や頬の毛穴が目立つ
ちょとニッチなプラスαテク
リップの質感チェンジやまつ毛のカールキープに…プロが撮影現場で使うテクニックをこっそり伝授。
リップのマスク移りをガード!
ティッシュを2枚に割き、唇に当てた上からブラシでお粉をON。マットな質感に!
上向きまつ毛のカールキープ!
ビューラーでまつ毛を上げたあと、スクリューブラシにお粉を取りのせていく。
小田切ヒロ(おだぎりひろ)
ヘア&メイクアップアーティスト。ラ・ドンナ所属。エッジィなメイクと計算ずくのテクニック、豊富な美容知識でビューティ業界を牽引。昨年からはオンラインサロンやYouTubeなど活躍の幅を広げている。