“好き”を仕事にするのは楽しそうだし、自由な面が魅力の一方で、何かと不安も多いフリーランスという働き方。そんなフリーランスのリアルをチェック!
そもそもフリーランスって?
フリーランスは、企業など組織や団体に属さず、個人で仕事を請け負う「働き方」のこと。自分のスキルや専門知識を活かして、仕事の依頼ごとに求められる技術やコンテンツを提供し、その対価として報酬を受け取る契約形態。従業員のいない個人事業主(※)もフリーランスと名乗れる。
※個人事業主は税務署に開業届を提出し、「税務上の区分」として法人ではなく個人で事業を営む人を指す。
フリーランスが多い職業
何かを作り出す「クリエイティブ職」
デザイナー、エディター、カメラマンなど
専門的な資格を有する「国家資格職」
IT系、弁護士・税理士など
フリーランス女子50人に聞いた!独立理由や仕事の受け方
フリーランスになった理由
- 1位 働く場所や時間を自由にするため
- 2位 自分の資格や能力で勝負したかったから
- 3位 年齢に関係なく働けるから
独立の理由について、働き方の自由さを求めてフリーランスになる人が多いという結果に。なかには副業を本業にした人や、職場の人間関係や会社への不満からフリーランスに転身する人も増えている模様。
独立時の年齢は?
- 20代前半…15%
- 20代後半…29%
- 30代前半…32%
- 30代後半…21%
- その他 …3%
アンケートの結果、20代で専門知識やスキルなどを磨き、30歳という節目にフリーランスになった人が多数。次いで、結婚・妊娠・出産などのライフイベントをきっかけに独立したという人も多くいることが判明。
どうやって仕事を受けている?
- 方法1 前の職場からの業務委託
- 方法2 資格を取得した学校や企業からの紹介
- 方法3 フリーランス向け業務委託サイトから
- 方法4 SNSなどを通じてのオファー
- 方法5 人材紹介会社に登録して仕事を受ける
仕事を得るにはさまざまな方法がありますが、それぞれの仕事の発注メカニズムを知ることが案件獲得への一番の近道。クリエイティブ系の職種は方法1と4、IT系の職務は方法3が主流なのだとか。
フリーランスで働く、メリットとデメリットとは?
メリット
- 仕事の内容・働く場所・時間を自分で決められる
- 上司や部下など、仕事を管理される・する必要がない
- 仕事の充実度や満足度が高い
デメリット
- 福利厚生や労働時間、労災補償などがいっさいない
- 収入が不安定、ローンの審査が通らないこともある
- 確定申告が面倒
2021年10月時点でのフリーランス人口は約1577万人、その経済規模は約23.8兆円。法律による安心や保証よりも、スキルアップや学びに対する意欲と自由度の高さが仕事の満足度に繋がっている様子。
フリーランスに向いている人って?
- 専門的スキルを持ち、他者と差別化可能なオリジナリティがある
- スケジュール管理や体調管理などを自主的に行える
- マルチタスクをこなせる
- 業界内、異業種にも人脈がある
前提として、その仕事における技術やスキルがあることは必須項目。それを踏まえたうえで、オリジナリティや、フリーランスの生命線である人脈、自己コントロール&孤独に強い人が向いているという意見も。