「ファッションはもっと自由に!」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤実香さんがモード・コンサバなおしゃれをナビゲート。今月は、ファッショニスタたちに大人気のサカイのハイブリッドなフォールコレクションから珠玉の4ルックをご紹介。
独創的な遊びを効かせたアシンメトリーなデザイン
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ジャケット¥107,800、中に着たブラウス 参考商品、アシンメトリースカート¥93,500、ブーツ¥121,000/すべてサカイ
流行から定番へと移行しつつあるセットアップも、サカイによる再解釈と再構築で、オリジナルのスタイルに昇華。
コンサバに終わらないモノトーンのシャツドレス
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シャツドレス¥121,000、ヘアクリップ¥23,100、ブーツ¥121,000/すべてサカイ
黒い布を巻き付け、スカートに見立てたようなドレスデザイン。アウターとインナーの境がごく自然に曖昧になっているのも、今季コレクションの特徴のひとつ。
ハイブリッド手法によりニットの表情が豊かに変わる
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パッチワークニット¥138,600、パンツ¥62,700、ファーサンダル¥82,500/すべてサカイ
ブランド設立以来のアイデンティティでもあるニット。魅力的なピースをひとつひとつ繋ぎ合わせた、ハイブリッドなクリエイションに注目したい。
ミリタリー要素を取り入れたオーバーサイズブルゾン
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ボアブルゾン¥181,500/サカイ
胸下までのショート丈ながら、ボリューム感が魅力のボアアウター。裾に向かって広がっていくフォルムは女性的で軽やか。ディテールに採用したミリタリーブルゾンの要素も、ボア素材と組み合わせることで温かみを感じる。
「ニット数型からスタートしたサカイ。立体的でいろいろな表情を持つニットに衝撃を覚えたことを今でも覚えています。異素材を掛け合わせ、ボリュームにコントラストをつけ、心が躍るような複雑なハイブリッドデザインは今季も健在。そして、どんなときも根底にフェミニニティが感じられるところが、このブランドの唯一無二の魅力なのだと感じています」(長澤さん)
吉川愛(よしかわあい)
1999年10月28日生まれ、東京都出身。2005年の幼少期より子役として活動し、さまざまな作品に出演。現在は木曜劇場「純愛ディソナンス」(フジテレビ系 毎週木曜22時~)で和泉冴役を好演。
長澤実香(ながさわみか)
1974年生まれ、北海道出身。雑誌・広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。
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