個性とセンスを活かして仕事をするスタイリストという職業。GINGERを代表するスタイリストはどんな“MY STYLE”を持っている? 竹岡千恵さん、NIMUさん、角田かおるさんに続き、小川ゆう子さんのファッション観をクローズアップ!
おしゃれの基本はパンツ×フラットシューズ!
「メンズライクなパンツにフラットシューズ合わせは私のスタイルを語るうえで絶対に欠かせません。さまざまなファッションを経て“好き”が、いつの間にか自分らしさの軸になりました」
そんなパンツスタイルを愛する小川さんは、たとえなじみのあるブランドだったとしても必ず実際に着用してから購入するそう。
「ラインがキレイか、フィット感は美しいかを全方位チェックします。気に入ったデザインのものは色違いで購入することもありますね」
おすすめの美脚パンツブランドを聞いてみると「シンゾーンとオーラリーが私的ツートップでしょうか」と教えてくれました。
小川さんの私物コレクション
「仕事もプライベートも、服を選ぶときはほとんど直感。というのも、靴やバッグよりも服が大好きで、とにかくたくさんの服に触れてきたせいかもしれません」という小川さん、実はスタイリストになる前はアパレル会社に勤務していたそう。
「アパレル勤務のころ担当していたブランドはとにかく人気で活気があって。大好きなブランドに携われているのが幸せでした。一念発起して出版社に電話をし、アシスタントになったのはまさに読者の皆さんと同じぐらいのアラサー。周りからは“今から新しいことを始めるのは難しい”と言われましたが、今ではこの仕事はきっと天職だったと信じています。
これからもスタイリストとして、当時の私のように新しいことを始める人を、そっと勇気づけてあげられるようなコーディネートが提案できたら…こんなにうれしいことはありません」
小川さんのように好きを突き詰めてみると、ファッションだけでなく“やりたいこと”についても、ブレないマイスタイルを見つけられそうです。
小川ゆう子(おがわゆうこ)
アパレル会社勤務を経てスタイリストに。コンサバからモードまで自由自在なスタイリングで、幅広く活躍する。ファッション誌のみならず、広告やカタログなども手がける。