個性とセンスを活かして仕事をするスタイリストという職業。GINGERを代表するスタイリストはどんな“MY STYLE”を持っている? 読者から人気の高い竹岡千恵さんのファッション観をクローズアップ!
自分らしいファッションを丁寧に成長させていきたい
「ファッションに目覚めた自覚があるのは中学生のとき。育ったのが田舎だったので当時は近くにアパレルショップなどもなく、今のようにネットで服を気軽に買えるような環境ではなかったため、よく古着をリメイクしていました。
“売ってないならつくっちゃおう!”という感じで(笑)。服飾雑誌を参考にしながら、母の’70年代ごろのスカートと、手持ちのデニムをミックスしたりして…もちろん失敗も多かったのですが、限られたアイテムを工夫して自分好みにアレンジしたり、ベストバランスをあれこれ模索した経験が、今のマイスタイルをつくってくれたような気がします。
カットソー×デニムがずっと定番でしたが年齢を重ねるにつれ、上質感を重視するように。自分らしさをさらに磨き上げている最中です」
上の写真のサロペットも、竹岡さんの定番服。
「昔から好きだったサロペットに、ふんわり袖が可愛いツヤブラウスを合わせて。慣れ親しんだアイテムを主役に新鮮さをトッピングして、今の気分を盛り込みました」
最近仲間入りしたNEW ITEMS
「30代後半に差し掛かって意識するようになったのは、光沢感と女らしさ」と話す竹岡さん。おしゃれのイメージソースを聞いてみると「コレクションの写真やブランドのルックブックをよく見ます。インスタのスナップなどもチェックしています」と教えてくれました。
そして、次に気になっているのは、モダンレトロなスタイルだとか。
「ツヤととろみ感がまさに理想のブラウス(写真下)は、どちらもPLAN Cのもの。上質なものはやっぱり気分が上がります」
「自分らしい軸を大切にしながら、その時々の気分にふさわしい装いを丁寧に更新していきたい」と続ける竹岡さん。そのスピリットを反映したスタイリングは、今後もGINGERのさまざまな企画で表現していただくので、お楽しみに!
竹岡千恵(たけおかちえ)
青木貴子さんに師事し、現在独立11年目。GINGERの看板スタイリストでありプライベートでは男児の母。ほどよく肩の力の抜けた今どきのスタイリングは、多くの読者に人気。