コロナショックによる派遣切りや給与ダウンなど、お金の不安がつきまとう今。こんなときは収入を増やすよりも、今あるお金を上手に巡らせたり、増やすことに注力するのが正解です。
そこで、職業もライフスタイルも違う女性の給与明細&通帳などを、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美先生がジャッジ! 読者代表の皆さんのお金のやりくりの全貌はいかに?
Q. プロフィールは?
中田舞さん(仮名/27歳/広告/年収730万円)
昨年の12月に入籍するも、地方に赴任中の夫とはまだ同居せず、実家暮らし中。結婚式は年末に行う予定。ボーナスは年に90万円×2回だけど、今後は減額にならないか不安。
メリハリのあるお金遣いが目標
結婚までは一人暮らしをせず、実家暮らしを選択することで、無理な節約なしで、楽しくお金をやりくり中。仕事柄、会食も多く、趣味も外食なので、交際費は自他ともに認める高さ(笑)。でも、仕事を頑張るモチベーションなので、ケチりません。その分、ふるさと納税をするなど、節税対策はしっかり視野に!
Q. 家計簿を見せてください!
実家には甘えさせてもらい、お金はいっさい入れていません(笑)。趣味のジム通いや外食はストレス発散でもあるので、ケチらず散財!
Q. 給与明細を見せてください!
基本的に毎月残業が多く、時間外手当がたっぷり。コロナの影響でリモートが増え、残業代が減った月は総支給額が約10万円ダウン。
Q. 通帳を見せてください!
メインで使っている口座には現在、230万円程度入っています。給与振込やクレジットカード引き落としなどもこの口座で対応。
Q. 貯蓄総額は?
約400万円!
社会人1年目から母親に毎月現金3万~5万円を渡し、貯めてもらっています。最近は結婚資金も必要なので、額を6万円にUP。
Q. 中田さんのMyマネールールは?
ふるさと納税で楽しみながら節税
ワンストップ特例制度を利用。10万円中、5万~7万円は旅行、残りはグルメに。古民家宿泊やお寺で修行など、ユニークな体験も。
PayPayでどこでも簡単に使用額を確認
ポイント還元のお得感に加え、履歴を見て「どこでどれくらいお金を使ったかがわかる」のがいい! おかげで、無駄遣いが減りました。
外食は贅沢に♡ お金を惜しみません
仕事を頑張ったご褒美&頑張る源は、友人や会社の同期と美味しいごはんを食べに行くこと。先日は高級フレンチを堪能しました♡
ポイントを使って美容アイテムをお得に購入!
アヴェダのシャンプー&コンディショナーや化粧水は楽天ポイントを使って、罪悪感なく"ちょっとお高いもの"を購入しています。
中田さんの評価は・・・B
実家暮らしは絶好の“お金の貯めどき”と認識を
収入が下がったとはいえ、実家暮らしで住まいにかかるお金がゼロなのに、貯蓄が少なめなのが気になります。この恵まれた状況に甘えることなく、出費の見直しと家計管理をし、結婚後もやりくりできる下準備をしましょう。
教えていただいたのは・・・
ファイナンシャルプランナー 丸山晴美先生
FP、節約アドバイザー、消費生活アドバイザーとして、メディアや講演出演などを行う。著書は『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します』(共著・幻冬舎)など。