パートナーシップコーチ、小松恭子さんの連載。よくある恋愛の悩みをピックアップし、パートナーとよい関係を築くためのアドバイスをお届けします。
頭ではわかっているけれど、ついいつものクセで相手を責めてしまったり、自分に我慢をさせてしまったり。知識だけではどうにもならないことがパートナーシップにはたくさんありますよね。今回は基本的なおさらいも含め、大好きな人と結ばれるための3つのステップをお伝えいたします。これらを実践していくことによって愛されること、愛することへの自信を育ててみてはいかがでしょうか。毎日コツコツ、できることから、できる時に取り入れて、最愛の人と楽しい人生を歩んでいくための参考にしていただけると幸いです。
ステップ1. 自分を幸せにすると決める
よく耳にするフレーズですが「自分を幸せにすると決める」ここを引き受けないことには先には進めません。たとえ相手がいる上での幸せであったとしても。
「自分を幸せにする」とは心身ともに健康な状態を保つこと。なにも大きなことを成し遂げるとか、自分にお金をかけるとかではなくていいのです。
疲れたり具合が悪い時は休むこと、睡眠をとること、栄養のあるものを食べること。
ハードルの高い幸せを設定しなくてもいいのです。まずは簡単にできること、毎日できることで自分を幸せにしてあげてくださいね。幸せが月一だなんて幸せとはいえませんから。
何度も幸せという感覚を自分に体感させてあげることがパートナーシップを作る土台となってくれます。小さな幸せをたくさん自分にプレゼントしていきましょう。
ステップ2. 愛を届けることを楽しむ
「愛されたい」という想いに悩まされないためにも注目してもらいたいのが、愛することを楽しむステップです。愛することはいつでも自分主導でできることなので相手を幸せにするだけなく、自分をも幸せにしてくれます。ポイントは無理のない範囲で彼にあなたの愛を届けていくこと。くれぐれも自分に我慢させるようなことはしないでくださいね。
このステップの最大の目的は自分が愛を出すことで自分の中に愛があることを体感していくこと。この感覚があると過剰に愛を求めなくなっていきます。なぜならば、愛は自分の中にあることを確認済みだから。
愛されることばかりに意識が向かいがちなパートナーシップですが、愛するという楽しみ方を知っていると精神的にとっても楽になります。だからこそ安心して大好きな人と過ごす時間を楽しむことができるのです。
ステップ3. 受け取った愛を大きく育てる
苦手だったものを勧められて食べてみたら美味しかったという経験をしたことはありませんか? またそこから更に別のフレーバーも試してみようかな、なんて食の世界が広がったことも。愛される喜びとはこの感覚に似ています。食わず嫌いせず、相手の行為を素直に受け取っていますか?
ここまでのステップを通して気持ちに余裕がでてくると、彼からたくさんの愛が届いていたことに気づくことでしょう。愛とはドストライクな自分好みのものばかりではありません。条件で愛を選ばずどうか彼の優しさを丁寧に受け取ってみてくださいね。そしてその喜びを彼に伝えて愛を循環させていってくださいね。
自分を大切にすることで芽生えた安心感をもとに愛を生み出し、愛を受け取れる自分へと、自分を育ててあげてくださいね。あなたの愛の力が大好きな彼とあなたを結びつける力になります。あなたが最愛の人と結ばれますようにこれからも応援しています。
こちらのコラムは今回が最終回になります。5年半、お読みいただきありがとうございました。
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