都会の街を天空から鳥瞰しながら日々を送るのってどんな感じ!? 都心の高層マンションの最上階を選んだ人のリアルライフを拝見。
最上階の魅力は天井の高さ
東京のベイエリアの高層マンションの53階に暮らす、ワイン商の八田陽介さん。学生時代ニュージーランドのオークランドで過ごした八田さんにとって、水辺のエリアには故郷のような懐かしさを感じるのだという。
「当時は築100年位のアパルトマンに住んでいましたが、木のぬくもりのある家具やヴィンテージ家具などを好むのは、歴史あるものに魅力を感じるからかもしれませんね」
この家に住み始めたのは3年前。飲食関連の仕事をしていることもあり、築地に近い利便性もあってこのエリアには10年ほど前から暮らしている。
「以前も50階近い部屋でした。高層階は夜景がきれいだし、視界を遮るものがないのがいいですね」
最上階を選んだ決め手は、4.2mという天井高。
「ひとり暮らしなので広さはいらないけれど開放感は欲しい。縦に広がる空間は想像以上に伸びやかさを感じるんですよね」
料理好きな八田さん、休日は時間をかけて作った料理を楽しみながら、プロジェクターで広い壁に映した映画を鑑賞するなどして過ごす。
「一日家にいても、お籠もり感どころか開放感が感じられる。それも高層階の魅力でしょうね」
訪れた友人とテラスで昼飲みも心地よい
やはり53階のテラスは特等席。テラスで朝食を楽しむこともあれば、友人が来たときには、ほんのり潮風を感じるなか、昼飲みすることも。
オブジェやアート…個性豊かな品々と暮らす
コロナ禍で在宅時間が増えて以来、花を欠かさなくなったという八田さん。桜の枝は取材時ちょうど花が落ちてしまったけれど、枝ぶりも見事な美しさ。
八田陽介
ワインなどを飲食店へ提供し、レストランのプロデュースなど、飲食にまつわるビジネスを行う。4月に新橋6丁目に、昼はカフェ、夜はバーの店「コパン」をオープン。