都会の街を天空から鳥瞰しながら日々を送るのってどんな感じ!? 都心の高層マンションの最上階を選んだ家族のリアルライフを拝見しました。
自然もアートも楽しめる!最上階の魅力
都心にありながら緑豊かなエリアにそびえ立つマンションの最上階に4年ほど前から暮らしているYさん一家。この家を選んだ決め手はスッキリした間取りと天井の高さだそう。
「ふたり目の子が生まれるころで、手狭感があったので家族構成に合った家を探していました。加えて前の家には下がり天井があり、視覚的にもやや圧迫感があって」
天井が高く、広々とした印象が気に入って選んだ最上階でしたが、妻のM.Yさん(主婦)は少し不安を抱いていたとのこと。
「子供が小さいので、エレベーターで耳抜きできるかとか、高所恐怖症だったらとか…」
そんな不安も実際に暮らしてみると杞憂だった。
「高層階って想像以上に自然が豊かなんです。沈む夕日、月や星が輝く姿を眺め、光や風を存分に浴びられますね」
子どもたちは天体や飛行機に関心が高く、みんな自然の雰囲気が好きでカーテンはいつも開け放し、天気の良い日には、朝ごはんも昼ごはんも、テラスで楽しむそう。
高い天井は、開放感だけでなく、新進アーティストの作品収集の趣味を持つおふたりにとってアートの映える壁が確保できる魅力も。
「アートを存分に楽しみたくて、家具はどんどんミニマムになりました」
天空に住む一家の家は、モダン・アートのギャラリーのような、インスピレーションにあふれた空間だった!
夫婦で収集している作品たち
左は、ルイス・ポールセンの照明「アーティチョーク」。その奥には、顧剣亨氏作の、屋上からの景色を重ねた合成写真アート。世界中どの都市も上から見れば均質、というシニカルなテーマの作品だそう。
右の深海のようなブルーを用いたアートは大庭大介氏作。ブルーの背景にプラチナを敷き詰めた3D作品で、宇宙から降り立ったような非現実感が。
「アートと起業に日々共通点を感じます」と夫のS.Yさん。
廊下にはアーティストの作品と並んで…
廊下にも作品が並ぶ。左と正面は鬼頭健吾氏の作品を筆頭にアーティストの作、右側は娘さんの作品だそう!
「色使いが美しくてお気に入りです」
S.Yさん(実業家)&M.Yさん(主婦)
S.Yさんはインターネット広告の会社を起業・運営を経て売却、現在はライフスタイル系のビジネスで数社経営している。M.Yさんは美容関係の仕事を経て出産とともに退職、現在は6歳の長女と3歳の長男を育児中。