何気ない雑貨一つも洗練されていたり、一方で定番の一着も絶妙に着こなしていたり…。おしゃれな人って、いったい何が違うの? その秘密は自宅にアリ! デザイナーやスタイリストなど、センスで生きている素敵な人の自宅を覗いて、そのテクニックを解明します。
ナチュラルトーンで描く軽やかさ
今回ご紹介するのは、インテリアショップMOMO NATURALのバイヤーを務める金原美希子さんのご自宅。ナチュラルな家具でまとめられた部屋は、そよ風が抜けるように軽やかな空間になっています。
バイヤーとして17年のキャリアを持つ金原さん。自宅にある家具のほとんどが10年以上愛用している品々だそう。「家具は一生使えるようなベーシックでシンプルなものを、時を経ても味わいが出るものを選びます。年齢や気分で変化をつけるのは照明や小物」と話します。長く愛された家具がいつまでも新鮮さを保っているのがそんな小物の力なのです。
空間を広げる家具配置
ダイニングに座ったときに見える景色が、抜けがあり広々と見えるかどうかを意識して、リビングの家具を配置。
空間を意識したモノ選び
DIYで仕上げた白いタイルがお気に入り。キッチンは色が散乱しがちなので、買うものの見た目は慎重に選択。
入社3年目のときに買ったカップボードがインテリアの軸。タモ材のこの棚に質感を揃えているそう。
長期的な目線で家具やモノを選ぶことも日常の心地よさにつながるはず。大がかりな模様替えをしなくても、選び抜いた家具をベースに照明や小物選びを楽しむだけでちょっとした気分転換に。新たなアイテムを迎えるときは、空間をイメージして購入を!
金原美希子(きんばらみきこ)
インテリアショップMOMO NATURALのバイヤーとして入社17年目。2LDKに、ご主人と2匹の猫と暮らしている。趣味は庭いじりと、猫と戯れる時間。