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LIVING趣味

2022.01.26

できたてホヤホヤ美術館へGO【水曜夜はアートの話を】

美術を面白おかしく、わかりやすく解説する“アートテラー”として活躍するとに~さんによる連載。読者の皆さまからの質問も随時受け付けています! 今回は、都内に新たにオープンした美術館をご紹介。

ルノワール《エスタックのオリーブ畑》

ルノワール《エスタックのオリーブ畑》丸紅ギャラリー蔵

こんばんは。アートテラーのとに~です。なんとなく嫌~な予感はしていましたが、オミクロン株による第6波の影響が美術界にも少しずつ出始めています。東京都現代美術館のコレクション展『MOTコレクション』は1月12日より当面の間休室に。江戸東京たてもの園も休園となっています。さらに、今年の目玉展覧会の一つ、東京都美術館の『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で展覧会の準備を当初の予定通り行うことが困難になったという理由で、開幕日が延期に。本日1月26日時点で再開の見込みが立っていません。早く世の中が落ち着きますように! そして、6度あったことが7度ありませんように!

さて、世の中がこんな状況ではありますが、実は昨年末、都内に新たなミュージアムが2館オープンしました。どちらも今後が期待されるニューカマーなミュージアム。早速取材してまいりました!

日本を代表する総合商社の珠玉のコレクション!

丸紅ギャラリー入口
昨年11月、東京・竹橋にある丸紅株式会社の新社屋内に、丸紅ギャラリーが開館しました。丸紅という社名を聞いたことがないという人は少ないでしょうが、丸紅が珠玉の美術コレクションを所有していることは、多くの方にとって初耳なのではないでしょうか。

コレクションの総数は、約1300点を数えます。実は1969年から10年間ほど、総合商社として初めて本格的に美術品の輸入販売事業を行っていたという丸紅。ルネサンス期以降の古典絵画や印象派絵画を数多く取り扱っていたそうで、そういった活動を通じて自社の美術コレクションも充実していったのだとか。丸紅ギャラリーのこけら落としとして、1月31日まで開催中の『日仏近代絵画の響き合い』では、丸紅の絵画コレクションから選りすぐられたコローやルノワール、藤島武二といった日仏の画家の名品が公開されています。

コロー《ヴィル・ダヴレーのあずまや》

コロー《ヴィル・ダヴレーのあずまや》

藤島武二《浜辺》

藤島武二《浜辺》

また、絵画コレクションと並んで充実しているのが、大正末期より蒐集していたという染織品コレクション。特に江戸時代の着物や帯のコレクションは、質・量ともに国内屈指のレベル。それらは6月7日より開催予定の『開館記念展Ⅱ:「美」の追求と継承-丸紅コレクションきもの-』でお披露目されるそうです。

ちなみに、数ある丸紅コレクションのなかで世界的にも有名なのが、ボッティチェリの《美しきシモネッタ》。《春》や《ヴィーナスの誕生》で知られるルネサンスの画家ボッティチェリの、日本国内では唯一となるテンペラ画です。日本にあること自体が奇跡的とされるこの絵画は、この冬、満を持してお披露目される予定とのこと。注目度が赤丸急上昇のミュージアムです。

ボッティチェリ《美しきシモネッタ》

ボッティチェリ 《美しきシモネッタ》

丸紅ギャラリー
https://www.marubeni.com/gallery/

日本初の〇〇専門美術館

東京タロット美術館
昨年11月、浅草橋駅のほど近くにあるビルの6階に、日本初となる、世界でも珍しい美術館が開館しました。その名は、東京タロット美術館。その名の通り、タロットカード(と、一部トランプも)専門の美術館です。運営しているのは、ニチユー株式会社。1970年代に日本で初めてタロットカードの輸入販売を行った会社です。展示のメインとなるのは、ニチユーが所有する国内外の約3000種のタロットカードコレクション。そのうちの500種ほどを適宜入れ替えながら展示公開しています。
東京タロット美術館 (2)
タロットカードに対して、オカルト的な印象を抱いている方もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、館長いわく、タロットはあくまで「自己と対話する」ツールの一つ。純粋にタロットカードの絵柄の美しさ、アートとしての魅力をメインに紹介しています。だから、東京タロット博物館でなく、東京タロット美術館。ちなみに、展示されていたタロットのなかには、アールヌーヴォーの絵画やバンクシーがデザインされたものも。さらには、「20世紀最大の鬼才」と呼ばれたダリ自身がデザインを手がけたタロットもありました。美術ファンにも見逃せない美術館です。
東京タロット美術館 (2)
なお、ごく一部のタロットカード以外を除き、館内にあるタロットはすべて購入可能。それらのなかには、「絶版品」となっている海外でも入手困難なタロットも! プレミアムが付いている激レアなタロットにも関わらず、すべて適正価格で販売されています。海外では切手と並んで、タロットはポピュラーなコレクターズアイテムなのだそう。館内にあるライブラリースペースでは、タロットの関連書籍を読むことも、サンプルのタロットに手を触れてみることも可能。タロットに詳しくないという方もどうぞご安心を。スタッフさんに聞けば、基本的なことは教えてくれますよ。これを機にタロット沼にハマってみてはいかがでしょうか?
東京タロット美術館

東京タロット美術館
https://reserva.be/tokyotarotmuseum

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TEXT=アートテラー・とに〜

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