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LIVING趣味

2018.08.08

1,000冊以上から厳選! 初心者でもわかりやすく楽しめるアート本

こんばんは。アートテラーのとに~です。 今年の夏は本当に暑いですね。そして、予測不能な動きをする台風にも悩まされますね。せっかくの休日なのに、家から出られない。出たくない。そんな時は、自宅でアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。 というわけで今回は、ペンネームkyonさんからのこんな質問を取り上げたいと思います。

「初心者におススメの美術本があれば知りたいです」(kyon)

クーラーの効いた部屋で、美術本を読みながら、まったりと過ごす。これも夏ならではのアートの楽しみ方。 とはいえ、美術に関する本は山のようにあります。一体どの美術本を選べばいいのやら。もちろん一番のオススメは、某アートテラーが書いた西洋美術史のガイド本と子供向けと見せかけて大人も楽しめる国宝の本・・・と言いたいところですが、それではただの宣伝記事になってしまうので、却下! 今回は、これまでに読んできた1,000冊以上の美術本の中から、初心者にオススメの美術本をガチで選んでご紹介させていただきます。

中野京子著『怖い絵』

怖い絵

まずハズせないのは、中野京子さんによるベストセラー『怖い絵』シリーズ。その名の通り、怖い絵の数々を紹介する本です。頭から血を流す人物が登場する絵だったり、ひとつ目の怪物を描いた絵であったり、観るからに怖い絵もときには紹介されていますが。本の中で紹介されている絵のほとんどは、一見怖くないものばかり。ゴッホの自画像。ムンクが描いた少女の絵。印象派の画家ドガが描いたバレリーナの絵etc...

「この絵のどこが怖いのかしらん?」と思って読み進めると、中野さんの解説によって、次第に“怖い”理由が明らかになっていきます。読み終えたあとで、改めてもう一度絵を見ると思わずゾゾゾッ! 何も知らないあの頃(?)と違って、もう怖い絵にしか見えなくなっています。

絵画の背景を知ると、こんなにも見え方が変わるのかと目からウロコが落ちること間違いなし。絵画は観るものではなく、実は、読むもの。そんなことを教えてくれる一冊です。

視覚デザイン研究所編『巨匠に教わる絵画の見かた』

巨匠に教わる絵画の見かた

美術にハマった当時、美術鑑賞の入門書を片っ端から読んでみましたが、なかなかコレという一冊には出合えませんでした。そんな日々のなかで、ついに見つけた一冊が、この『巨匠に教わる絵画の見かた』。ルネサンス時代から20世紀美術までの代表的な巨匠や美術史のキーワードが、バランスよく紹介されています。この一冊で美術の基本はバッチリ押さえられます。掲載画像が多く、しかも全編カラーであるのがありがたい。

さらに、巨匠を紹介するページでは、その巨匠について、同時代やのちの時代の巨匠が語った言葉がイラスト付きで紹介されています。称賛されているパターンもあれば、ディスられているパターンも。巨匠の巨匠に対するレビューは、今後その巨匠の絵を見るときにきっと参考になることでしょう。

山本豊津著『アートは資本主義の行方を予言する』

アートは資本主義の行方を予言する

「えっ、何でこんな作品が、何十億、何百億円もするの?」「現代アートってよくわかない・・・」そんな人にオススメしたいのが、こちらの一冊。新書なので文字が多いのは致し方ないですが、最後まで読めば、それらの疑問は解消するはずです。

著者は、日本最初の現代アートの画廊として東京・銀座に1950年にオープンした東京画廊の2代目で名物オーナーの山本豊津さん。しゃべりが巧いギャラリストさんは数多くいますが、僕が知る限り、山本さんはその最高峰に位置する人物。何度も銀座の画廊巡りのアートツアーでお世話になっていますが、山本さんとのトークが1時間以内に収まった試しがありません(笑)。
そんな山本さんが書いた一冊。タイトルこそ、やや固いですが、まるでしゃべっているかのような語り口で、すらすらと文章が進んでいきます。本でも、饒舌ぶりは健在です。

ちなみに、この本の中でも一例として紹介されていますが、かつて東京画廊で30~60万円の値で販売された白髪一雄という画家の絵は、現在では最高数億円の値段が付いているそう。本を熟読して美術を見る目を養えば、宝くじよりも高確率で億万長者になれるかも。

*皆さまからの質問大募集!*

「デートにピッタリの美術館は?」「カフェがオススメの美術館って?」という具体的な質問から、「現代アートって、何が面白いの?」「何であんなに美術品って高いの?」「ピカソってすごいの?」という誰にも聞けなかった質問まで。GINGERwebから何でもお寄せくださいませ。わかりやすく、お答えします。

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