ホリデーシーズンに入り、何かと忙しい毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。仕事にイベントに…気づけば、食事はつい簡単なもので済ませてしまいがち。そんな季節におすすめしたい、ナポリ生まれの「プッタネスカソース」をご紹介。(料理研究家・フードコンサルタント/ブライデン陽子)
パスタ以外にも使える、万能ソースをマスター

「プッタネスカソース」は、材料さえストックしておけば、缶詰やドライ食材だけで作れる簡単でおしゃれな万能ソースです。旅先の小さなキッチンでも気軽に作れてしまうのも嬉しいポイント。
もちろんパスタとの相性は最高ですが、魚やチキンのグリルに添えたり、卵料理に合わせたりと、意外なほど使い道が広いのも魅力。冷凍保存もできるので、作り置きしておくと忙しい日の強い味方になります。
ここでは、たっぷり目で作りやすい分量をご紹介します。
プッタネスカソースの作り方

●材料(作りやすい分量)
- オリーブオイル 大さじ3
- にんにく(みじん切り) 2かけ
- 唐辛子(鷹の爪) 少々(お好みで)
- ブラックオリーブ(粗みじん) 1カップ
- アンチョビ 8枚
- ドライハーブ(オレガノ or イタリアンハーブ) 少々
- トマトホール缶(400g) 2缶
- ケッパー 大さじ2
- パセリ(みじん切り) 大さじ2
- 黒こしょう 少々
- 塩 少々
●作り方
1.フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱する。にんにくを入れ、うっすら色づくまで約1分炒める。
2.唐辛子、オリーブ、アンチョビ、オレガノを加え、ヘラでアンチョビを潰しながらオイルに溶かす。

3.トマトを手で崩しながら、汁ごと加える。軽く混ぜてから、とろみが着くまで中火で約10分煮る。
4.ケッパー、パセリ、黒こしょうを加え、最後に塩で味を調えて完成。

※保存する場合は、冷蔵庫で数日保存可能です。冷凍する場合は小分けにしておくと、使いたい分だけ取り出せて便利です。
使い方いろいろ
- 茹でたてのパスタと和える
- グリルしたチキンや魚にかける
- 目玉焼きやオムレツに添える
- バゲットやフォカッチャのディップとして

シンプルなのに、どこかおしゃれで大人っぽい。ひとさじかけるだけで、いつもの料理がぐっと洗練された味わいに変わります。ぜひマスターして、忙しい日々のなかでも美味しい時間を楽しんでください。
ブライデン陽子
料理研究家・フードコンサルタント。1991年に渡米。インテリアデザイナーとして数々のスペースを手がけた後、料理教室「Yoko Design Kitchen」、フードコンサルティング会社「ガストロラボ」を立ち上げる。料理教室、レシピ開発、食スペシャリスト養成講座など幅広い分野で活動中。世界中を旅して得た自由な発想とスタイリッシュな料理が人気。
http://www.yokodesign.com/
Instagram @yokobryden

