働く女性の美容の課題のひとつでもあるのが「疲れの回復」。一日の疲れを取り切れずに翌日に持ち越してしまい、朝、鏡のなかに映る自分の顔に思わずため息なんてことにならないよいうに日頃からケアをしていきましょう。
今回は、疲労回復を食事から解決していくレシピをご紹介します。アスリートのための栄養学を学ぶ「アスリートフードマイスター」の資格を持ち、プロ野球選手の旦那様を日々食事からも支える 岡田彩さんにご紹介いただきました！
私の夫はオリックス・バファローズに所属する野球選手です。数あるスポーツのなかでも珍しく、野球はシーズン中にほぼ毎日試合があります。お休みは週に１日あるかないか。
午前中練習へでかけ、ナイターの試合を終えて帰ってくるのは深夜。そんな毎日の中で上手く疲労を取り回復させなければ、蓄積されてしまい怪我へ繋(つな)がります。ではどうやって上手に疲労回復するのか。
その答えは腸内環境！
腸内をキレイに保つことで疲労回復を促し、免疫力低下を防いでくれる重要な役割があります。アスリートにとって腸内環境って実はとても大切なんです。腸内環境を整えてくれる発酵食品にはさまざまな菌があります。
今回はいろいろな菌が含まれる、発酵食品を使った超カンタンレシピをご紹介します。
ヨーグルトとチーズの乳酸菌たっぷりシーザードレッシング風
ヨーグルトやチーズなど乳製品に多く含まれるのが乳酸菌！乳酸菌は悪玉菌を抑制し腸内環境を整えてくれ、便秘やお肌にもうれしい効果が！ ドレッシングにすることで毎日無理なく摂取できます。材料は家にあるもので混ぜるだけの簡単レシピです。
●材料(２人分)
※プレーンヨーグルト 大さじ２
※にんにく(チューブでも可) 少々
※岩塩 少々
※ブラックペッパー 少々
※オリーブオイル 小さじ１
粉チーズ 好きなだけ
岩塩、ブラックペッパー（塩コショウでも大丈夫！）
オリーブオイルを亜麻仁油に変えればオメガ３も摂取できます。
●作り方
※印をすべて混ぜ合わせサラダにかけ、最後に粉チーズを好きなだけかければ完成です。
酒粕と味噌のW酵母菌で心も身体もあったまる､鮭の粕汁レシピ
酵母菌は善玉菌として腸内環境を整えてくれるだけじゃなく、カロリーの蓄積、吸収も抑えられるそう。温かい汁物は疲れた身体にも優しく減退した食欲も回復させてくれます。
●材料(４人分)
酒粕 150ｇ
鮭 ２切れ
大根 1/3本
人参 1/2本
長葱 １本
椎茸 ４個
蒟蒻 1枚
だし汁1200㏄
味噌 大さじ２
醤油 少々
●作り方
①大根、人参、椎茸は薄切り、蒟蒻は短冊切りにする。長葱、鮭は２㎝幅に切っておく。
②だし汁を鍋に入れて火にかけ、沸いてきたら大根、人参、椎茸を入れ野菜に火が通ったら蒟蒻、鮭を入れる。
③鮭の色が変わったら、酒粕と味噌を溶き入れる。醤油で味を整えたら出来上がり。
塩麹で超カンタン！麹菌で旨みもＵＰ
３つ目の菌は麹菌です。麹にはたくさんの酵素が含まれています。酵素は栄養素を消化、吸収しやすく分解してくれ疲れた身体でも消化をサポートしてくれます。また旨み成分のアミノ酸を生み出すのでお肉も柔らかく美味しくなります。麹には善玉菌のエサとなるオリゴ糖も生み出してくれるので善玉菌も大喜び！ 材料は冷蔵庫の余り物でＯＫという手軽さです！
●材料(２人分)
鶏肉(胸、モモどちらでも) １枚
白菜 ５枚
パプリカ 1/4
スナップエンドウ 10本
塩麹 大さじ１.5
野菜は、冷蔵庫の余り物でも旬のお野菜なんでもＯＫです。
●作り方
①鶏肉を一口大に切り、塩麹でもみ３０分置く。
②フライパンで鶏肉を焼き両面ある程度火が通ったら野菜を入れ、炒め合わせる。野菜に火が通れば出来上がり。
岡田彩（おかだあや）
アスリートフードマイスター3級。主人はオリックス・バファローズのＴ－岡田。昨年３月に男児を出産し一児の母に。
