これを食べると美容に良い! 健康に良い!と言われると、私も取り入れてみよう!とついつい試したくなりますよね。でもそれが、見たことも聞いたこともないような珍しい食材だったり、手の込んだ調理方法が必要だったとしたらどうでしょうか。
仕事や家事育児で忙しい女性にとって、毎日時間をかけて手の込んだ食事を作るのは大変なことですよね。もちろん、ごくごく普通の食卓からでも、強くて美しい身体を作り上げることはできます。今回は、プロアスリートの夫の身体作りにも役立っているレシピを2品ご紹介します!
マラソンランナーの夫と囲む毎日コツコツごはん
夫はプロのランナーとして、オリンピックや世界選手権のほか、世界各地でのマラソン大会に出場しています。10月に行われたシカゴマラソン では、2時間5分50秒の日本新記録を樹立することができました。
よく周りからは「何か特別なものを食べてるの?」「毎日食事の用意が大変でしょう!?」と言われるのですが、我が家の食卓はいたって普通。入手しやすい食材や調味料で作れるということが大前提で、そこにアスリートフードマイスターとしての知識をプラスして作るようにしています。
もちろんその日の練習強度や翌日の練習内容によって提供する食事の量は変わりますが、高級旅館のような特別メニューを出したことは一度もありません。これはオリンピック前でも同じです。
栄養満点の特別料理を1回食べて満足するのではなく、毎日コツコツと必要な栄養を身体に与え続ける。美容で例えるとイメージしやすいかもしれません。平日は化粧水も塗らずにノーケアで過ごしていたのに、日曜の夜に慌てて高級パックをしたとしても…結果は目に見えていますよね。食事による身体作りも、まったく同じことだと思います。
アンチエイジングにも効果あり!
パプリカとちくわの簡単きんぴら
彩りもよく食卓を華やかにしてくれるパプリカ。パプリカにはビタミンCが豊富に含まれており、美肌効果はもちろん疲労回復や免疫力をアップさせる働きがあります。また、運動して身体が酸化すると細胞の老化が早くなりますが、パプリカには抗酸化作用の成分も多く含まれているため、アンチエイジング食材としても期待大なのです。
●材料
・パプリカ(お好みの色) 大1個
・ピーマン 2〜3個
・ちくわ(さつま揚げなど他の練りものとも相性◎) 1本
・ごま油 少々
・塩 少々
・めんつゆ(4倍濃縮) 大さじ1〜
・炒りごま
●作り方
① パプリカ、ピーマン、ちくわをそれぞれ細長く切る。
② フライパンにごま油を入れて熱し、切った材料を入れ炒める。
③ 塩を少々ふり、少ししんなりしてきたらめんつゆを回し入れる。
④ あまり煮詰め過ぎず、めんつゆが全体に絡まったら火を止め、ごまをふりかける。
⑤ 少し冷まして味を染み込ませたら出来上がり。
簡単「ネギ塩レモン」で風邪予防&食欲増進!
長ねぎには血流を良くして体を温める作用があり、さらに殺菌作用や疲労回復の効果もあります。これからの寒い季節、風邪予防にはもってこいの食材です。我が家では風邪予防のほか、夫にたんぱく質をたくさん摂ってほしい日に鶏肉や豚しゃぶ、豆腐、白身魚などにトッピングしていただくことが多いです。
●材料
・長ねぎ 1本
・ごま油 大さじ2
・レモン汁 大さじ1〜
・塩 小さじ1/2〜
・砂糖 ひとつまみ
(お好みで粗挽き黒胡椒)
●作り方
② 長ねぎをみじん切りにし、全ての材料をボウルで混ぜ合わせる
② お好みでレモン汁を増やしたり、黒胡椒を挽いて出来上がり。
大迫あゆみ(おおさこあゆみ)
マラソン日本記録保持者であるプロランナー、大迫傑の妻。現在は夫の練習拠点であるアメリカ・オレゴン州ポートランドに在住。6歳と0歳の娘がいる。アスリートフードマイスター3級、アクティブスリープ指導士ベーシックコース修了。