この快感は、本物!体も脳も気持ちいいことしませんか?

数年前から「サウナー」なる“サウナ好きの人”が増えています。コロナによる外出自粛期間は、そんなサウナーにとって、サウナに行きたくても行けない辛い期間でした。
そしていよいよ、巷のサウナが営業再開を宣言。あの快感を求めて、サウナーたちが浮足立っている模様。
脚本家 岸本鮎佳さんも、実はサウナの魅力にハマっている一人。岸本さんがサウナへの愛を語り尽くす連載「サウナヴィッチ」、スタートです。(編集部)

vol.01 初めてのサウナ


「サウナは苦手」という女子に、ぜひ行って欲しい女子向けサウナ。

私は「サウナ」が苦手だった。

あんな熱くて、息苦しい場所に耐えなければいけないのか、意味がわからなかった。

サウナは、おっさんが入るやつでしょ?

「サウナ」より、断然「岩盤浴」派。

そういう女子は少なくないだろう。

私もつい1年前まではそうだった。

でも、女子でも通いやすいサウナが都内にはたくさんある。

そして、あくまで私の感想だが、「サウナブーム」にも関わらず、女子の人口はまだまだ全然少ない。

だからこそ、トレンドに敏感なオシャレ女子たちにも、サウナの魅力をお伝えしたいのだ。


私が初めて行ったサウナは、「女性専用サウナ 新宿 ルビーパレス」だった。

ここは、東新宿、西武新宿駅から徒歩5分の場所にあるサウナ。

サウナはおっさんのものだと言った通り、女性専用サウナというのは、非常に珍しい。

しかも、24時間営業だ。

受付で料金を払う。4時間¥1,800。

ロッカールームで館内着に着替えて、いざ、浴室へ。


「広っ!!!」

3種類ものサウナ室と大浴場。

奥には、アカスリスペースもある。

まず、体と髪の毛を洗い、きれいな状態で、美肌効果、血行促進効果、広い回復効果があるという軟水の浴槽へ。

き、気持ちいい!!!

ある程度あったまったら、サウナに。


少し緊張しながらも、「ロウリュウサウナ」と書いてある熱い扉を開ける。

ロウリュウサウナ?

意味がわからなかったが、ロウリュウとは、フィンランド発のサウナで、サウナの中にある熱い石に水をかけると、高温の水蒸気が発生し、身体を芯から温めてくれるものだという。


ほうほう。

いや、熱い・・・! ヤバイ! もう出たい!

でもせっかく、サウナに来たんだから、もう少しだけ頑張ってみよう!

とにかく、気を紛らわせようと、違うことを考えた。


もう限界!

いち早く外の空気を吸うために、サウナ室から飛び出し、シャワーを浴びる。


そして、目の前にある水風呂。

私は、この水風呂が怖かった。

こんな冷たい水の中に一気に入ったら、心臓に悪いんじゃないか、と。


でも、限界まで我慢した私の身体は水風呂を欲しがっていた。

勇気を出して、水風呂に入る。

片足を入れる。

冷たい。無理。

両足を入れる。

やっぱ冷たい無理。


と、そこへ、同じくサウナから出てきた中年女性が一気に水風呂に入った。

肩までしっかりと。


負けてられない。

ミズブロハイル!!!

気合を入れて一気に入る。


冷た!!! 無理!!!

でも、10秒後・・・あれ?

え・・・?


つめ・・・たくない?


むしろ、だんだん心地よくなっていく感覚。

え・・・何これ・・・ちょっと気持ち良いぞ・・・?


深呼吸をしながら入ると、喉の奥が徐々に冷たくなっていくのがわかる。

水風呂を出て、浴室内にあるベンチで一休み。


すると、やはり、身体がポカポカとしてくる不思議な感覚。

水風呂から上がったのに、寒くないのだ。


そのまま静かに目を閉じていると、目の前の景色がゆらゆらとして、心臓の音が聞こえる。

え、ヤバイんじゃないか? やりすぎたか?

そんな心配をしていると、魂が抜けていくような脱力感・・・。


あれ?


・・・快感。

なんだこの感じ。

生きていて味わったことのない、なんともいえない気持ち良さ。

静かに、感動・・・。


私は皆が言う「サウナトランス」というものが、これなのだと思った。

俗に言う、「ととのった」状態。


7分ほど休憩し、再びサウナへ。


この他に、遠赤外線の50~60度の低めの温度の低温サウナ、漢方薬でも使われるよもぎを使った、よもぎスチームサウナなどがある。

このルーティーンを3回繰り返うと、お肌はもうすべっすべ!!!

さらに、ルビーパレスは、アカスリが上手いと聞いたので、アカスリ(30分¥3,000)を予約。

韓国人の女性に本場仕込みのアカスリをしてもらった。


気付いたら、ものすごい幸福感に包まれている自分がいた。

浴室の前には、冷たいお水も完備。

(私はサウナの間に飲んだら、めちゃくちゃ美味しかった)

女性が気になるパウダールームも、とてもキレイでドライヤー、化粧水、乳液、綿棒など完備。その他、ヘアブラシやヘアゴム、歯ブラシは、フロントに無料で置いてある。

要は、手ぶらでも全然OKということ。


お腹が空いたので何か食べようと思い、1階のカフェに行ってみた。

サムギョプサルや、スンドゥブ・チゲといった流石、新大久保!といったメニューがズラリ。

私はスンドゥブを注文したが、これがまた美味い!!! 本格的な韓国料理!


その後は、休憩スペースで一休み。

女性専用だから、男性の目を気にすることなく、思う存分リラックスできる。

よう寝れた! 最高の昼寝!


肌はツルピカ、ご飯も美味しい、安らかにお休みできる。

もういいことしか起こらないじゃん! ここ!


もう、今度から新宿で終電を逃したらここに来よう!と決めた。


初めてのサウナ経験は、素晴らしいものになった。

「女性専用サウナ 新宿 ルビーパレス」は、女性の強い味方!!

サウナ初心者でも、気軽に入れる1人女性客が非常に多いサウナだった。

初めてのサウナがここで良かった。


そして、私は帰り道、水風呂の気持ち良さを思い出していた。

水風呂怖いとか言ってた自分、まじ損してた!

おっさんのものなんて言って、ごめんなさい!

ああ、もう一度入りたい・・・あの気持ちのいい水風呂に・・・。


そのために、私はまた、サウナに入りたいと思った。


文/岸本鮎佳

岸本鮎佳/脚本家
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岸本鮎佳/脚本家
脚本家・劇作家・演出家・女優。演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰。女性独特かつ綿密な人間観察を土台に作り上げる会話劇を得意とし、笑いを織り交ぜたスタイリッシュな作風で幅広いファンをつかむ。主宰する舞台では、脚本、演出、出演をこなし、近年は映像の脚本も手掛けるなど、その多彩な才能を発揮。InterFM897のレギュラー番組 岸本鮎佳と渋江譲二「艶っぽい夜」(毎週木曜23:00~ / https://www.interfm.co.jp/tsuya )も大好評。10月スタートのドラマパラビ「だから私はメイクする」(テレビ東京)で監督を務める。
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